パッカーン！

　39℃を叩き出した。
久々過ぎて埃被ってた氷枕をパンドリーから引っ張り出し、外気25℃に迫る中、ヒートテックにフドパーカーと重ねに重ね、ガタガタ震えながら天井を眺めて１日過ごした。

　気分を紛らわす為にもひたすらPodcastを垂れ流す。私の知らない世界の事、私の見たこと無い景色の話し、読んだこと無い本の話、想像も付かない花の名前、私の出会ってない悲しみ。
　
　ブレイクタイムに音楽を聴いていて、急に何か自分の中で、永い間疑問に思っていた事の答えが見つかった気がした。

私はどう生きたいのか。

　

その答えは凄くシンプルで…

「たくさん感動したい」

　何なら少し涙ぐむくらいの感動を、この限られた命が終わるまで、可能な限りイッパイしたい。

　幸か不幸か気付いてしまったこの願望とどう向き合って、叶えていくか。コレが今日からの課題だ。