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ナイジェリアチンパン、動物園で案内係

動物園の園長さんから緑の文通を頂きました。日曜日にスタッフの1人が欠けてしまうとのことで、来てくれませんかという内容です。お手伝いをしに行きたいと思います。

(園長室にて)

1、急な連絡にも関わらず感謝します。ご連絡の通り、団体様の園内観光を率いて頂きたいのです。

お任せ下さい。アフリカで培った知識をもとにご案内させて頂きます。

2、ありがとうございます。本日の団体様は「マダガスカルモンキー(シルバー)」様です。

素晴らしいお名前で。では、行って参ります。

(案内開始)

3、おぉー、案内係がチンパンジーだよ。こりゃ、すごい。

本日、案内係を務めますナイジェリアチンパンです。どうぞよろしくお願い致します。

4、チンパンさん、この仕事は長いのですか。

本日が初めてのご案内となります。チンパン流ですがお楽しみ下さいませ。

5、楽しみだ。

(象の前にて)

6、象の裏情報はあるんですか。

そうですね…。象は足の裏から低周波の音を感じ取ることが出来ます。音が足の裏から体を通って、そして耳で聞くということです。日本は地震大国ですので一家に一頭の象を飼育すれば緊急地震速報のうるさい音に頼らなくてもよくなります。また、象の耳とステゴザウルスの背中の板は同じ役割を持っております。体温調節です。

7、年金で象でも買おうかね。

しかし、ワシントン条約で象の飼育は禁止です。

8、犬や猫とは違うもんな。

補足ですが、江戸時代に徳川吉宗によって象は日本に輸入されました。そして、その象は「従四位」という位を与えられ、なんと老中(田沼意次や松平定信など)と同じだったのです。

9、お前さんも頑張れな。

恐縮です。では、次に向かいたいと思います。



バナナを購入したいと思います。メロンも食べてみたいです。