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【英文法】英語から日本語へ訳す

英語から日本語へ訳す時、いくつか頭に入れておかなければいけない事前情報があります。ここではそれをご紹介します。

英語から日本語への訳し方の4つのポイント

いきなり英文を訳さず、英文を訳す際には、まず英語を学ぶにあたって事前に注意点を少しずつ理解する、ということがあります。

「訳するということ」は、一つだけの正解があるわけではなく、訳されたものは、人によって変わってきます。このため10人が一つの英文を訳せば10通りの訳文ができます。ここでは英語から日本語への訳し方の4つのポイントと覚えておいたらいいことを述べたいと思います。

Point 1 訳し方の2つの方法
1)とにかく前から(できる限り)訳す。
2)学校で習ったように後ろから訳す。
 それに加えて、日本語への翻訳のポイントは1対1対応では訳せない。つまりたまに言い替えたり、省略したり、付け加えたりしないといけなくなる。これは生業として翻訳をしている人に限られるが、それがどの程度許されるかは、クライアント次第である。自分で訳す時は自分の中で基準を作るといい。
Point 2 実際に英文を日本語に訳してみる 
英語に忠実に一語も残らず訳そうとすると日本語が変になる時がある。なので、日本語できれいに表現するのか、元の英語に忠実にするのか、どちらかにする。もちろんきれいで忠実がいいのだが、中々そうはいかない。
Point 3 訳し方の基本
 英語はパズルのようなものなので、文の構造を把握する。そのために(  )を入れたり、意味の区切りにスラッシュを入れたりしてわかりやすくして、文章を解剖する。
Point 4 S(主語)とV(動詞)を探す

長い文章だと、何がS(主語)で、何がV(動詞)だかわからなくなって、混乱してしまいます。まずは「冷静」になり、パズルを解くように文章を読んでみましょう。

むずかしめの文章を作ったり読んだりする方法

長い文章ではいくつかの文章が組み合わさっていることがよくあります。単純な文章だと幼稚に見えてしまう、ということもあり、関係代名詞や分詞構文等を使ってかっこよい文章に仕上げていく傾向があります。そうなると、文章はだんだん難しくなっていきます。しかし、この関係代名詞や分詞構文等を文章内でおさえると文章が読めるようになります。

また、関係代名詞や分詞構文等を使って文章を作ることで。むずかしめの文章をつくることができます。

英文法を効率的に再度学習するための2つのポイント

つまり、英文を理解するためには、やはり英文法の理解が大切です。また単語や熟語の意味を調べる時に「語法」を意識するようにしましょう。辞書などに掲載されているここの単語の用法や変化形などを学びます。語法の知識が豊富にあると、英文の読み書きがラクになります。

では英文法を効率的に再度学習するための2つのポイントをお伝えしましょう。

point 1 文法事項を学ぶ
文法事項は、基本文型、品詞、時制、能動態、受動態、疑問形、命令形、倒置、挿入などである。語法は辞書などに掲載されている個々の単語の意味や用法、変化形などである。
point 2 単語・語法を学ぶ
辞書などに掲載されているここの単語の用法や変化形などを学ぶ。語法の知識が豊富にあると、英文の読み書きがラクになる。

以上2つのポイントを効率的に学ぶために、毎日少しずつでも、生きた英文に触れるころ。新聞や雑誌記事などが最適でしょう。

英文を読むトレーニングをする時に頭にとどめておくこと

以下に述べる「英語で特に難しい3つ」を意識しておきましょう。

1.冠詞(単数、複数を含む)
2.前置詞
3.コロケーション
  press the button(ボタンを押す)(pushではない)
  put on a tie(ネクタイをしめる)(fastenではない)
上記は人による。

上に加えて「時制」と言う人もいるが、そうなると、どんどん付け加えることになるので、3つでとどめる。


1~3に注目しながら英文を読むトレーニングをしましょう。

英文の基本構造を再確認

さて、ここであらためて英文の基本構造を学びましょう。

【英文の基本構造】
英文の基本構造は、単語、句、節、文、段落、文書から成り立つ。
単語(word)  
   rose:鉛筆
句(phrase)
   A red rose:一本の赤いバラ
   個々の単語が集まったもの。
   「句」それ自体の中には「主語+述語動詞」を持たない。
節(clause)
  When I came home :私が家に帰った時
   文が終わってなくて気持ち悪い。

文の一部に入ってくるくせに、「主語+述語動詞」もちゃんとある。
文(sentence)
  I came home. :私は家に帰った。
段落(paragraph)
文書(document / text)

文章は5つの項目から成り立つ

英語記事を読もうと思ってもなかなか思うように読めません。もちろん私の英語力の問題が大きいのですが、「読めなくても仕方ない」という理由を知りました。

理由は以下の通りです。

中学校、高校を通して英文法を習ったのに新聞や雑誌、カタログ、パンフレット、論文などを読もうとすると読めない。実際は習った英文法に加えて、特有の言い回しや専門用語があるからである。

英文は、①文法、②語法、③専門用語、④文体、⑤表記法、から成り、これらはすべてジャンルによって変わる。つまり書き方や訳し方が、それぞれのジャンルによって変わってくる。

以上が、「英語から日本語へ訳す」際にとどめておくといいことです。



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