フレンズフレーズ10選
友人の発した言葉やフレーズで気になったものは、なるべくメモしている。
心が温めらえたり、う〜んと考えさせられたり、友達が発したフレーズたちは、もし友達がいなくなったとしても彼らの代わりに私に寄り添っていてくれるから。
私はそれを「フレンズフレーズ」と呼んでいる(都知事の真似をしてなんでもそれらしく呼称しているわけではありません)。
今回はそんなフレンズフレーズを紹介したい。
『きなこがムカつく』
お土産の信玄餅を食べている時に聞いたフレーズである。ボロボロとこぼれ落ちるきなこが衣類につく。振り落としたとしても、それが絨毯に付着する。「覆水盆に返らず」を凌駕するきなこの暴れっぷり。目に見えないきなこが宙を舞っていると思うだけで辟易する。
『クリエイティブに効率はない』
信用しているクリエイターの友人が言っていた一言。「効率的にやれ!」と言われる度にこの言葉を思い出す。そしてつい開き直ってしまう。彼がいうならそうなのだ、そんなことできるわけない!と。そして、今日も私は締め切りギリギリ男なのだ。
『思い半ばに過ぎる』
「なるほどって感じですね」を丁寧に品よくしたフレーズである。なるほど〜乱用者の私は、格の違いを見せつけれた格好となった。今後自分もしれっと使っていこうというフレーズだ。
『駆け引きをしようとするのは、見下しているから』
恋愛の話をしている時に出会したパワーワードである。相手をコントロールできると“見下してるから”、駆け引きをするのだ。つまり支配下に起きたいという心の現れ。ふむふむなるほど。そういうもんかなと思いつつも、自分がつい駆け引きをしようとしている際に思い出すと戒めとなるフレーズだ。
『カヌレとボブ似てない?』
なんか知らないが衝撃だった。そのあまりイラスト に起こした程。しかし、いざ描いてみると多少の調整がないとカヌレとボブは似ないということに気づいた。おおよそだいたいのことを厳密化していく時に、クリエイティビティは発揮されることがある。
『美人も奇形』
美人も目立つという意味において人とは「違う」。つまり奇形なんだと。なんとも真理である。“違う”ということが際立った事柄が奇形であるというならば、マキグソも奇形。つまり、美人はマキグソである。
『スッカリサイコパス』
嘘をついて仕事をサボっているところを発見された仲間に発しられたフレーズだったように思う。実際はサイコパスではないのだが、嘘をつき全く違うことをしていたという衝撃を強調したかったのだろう。
『カクテルパーティー効果って知ってる?』
カクテルパーティー効果。雑音の中でも、自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ったり、見たりする脳の働きのことらしい。陽気なネーミングからは想像できない内容だったが、これを知った友人が陽気に電話をかけてきたことを私は忘れない。どうしてもそのことを伝えたかったという異常性がさらにこのカクテルパーティー効果を印象的なものにしてくれた。
『動物の動画はAVと一緒ですからね』
「最近、犬の動画ばかりみちゃうんだよね。自意識のなさが究極だから癒されるのかしら」
「あれはAVと一緒ですからね」
「あー思い半ばに過ぎるなぁ」
・・・と、思わず唸ったが、多分“究極”という点において一緒なんだろう。
いかがだっただろうか。
いかがだっただろうか、っていう締め方はいかがなもんかとも思うのだが、改めていう。
いかがだっただろうか?
ただの戯言かもしれないが、まだまだたくさんあるので、随時紹介できればと思う。あなたの心に寄り添うことを願って。
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