17年 9月に読んだ本の一言感想メモ

◆17年 8月はコチラ

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・『不連続殺人事件』坂口安吾★★☆☆☆ 

ひっさびさの推理小説。冒頭から登場人物が山ほど出てきて読むのに手こずったが犯人に意外性があり良かった。

・『小説十八史略(中)』陳舜臣★★★★☆

後漢滅亡~唐成立まで。三国志の箇所は吉川英治の小説や映画レッドクリフで内容を知っているので飛ばそうかと思っていたが、やっぱりずば抜けて面白くつい全部読んでしまった。

 ・『VRビジネスの衝撃』新清士★★★☆☆

バーチャル・リアリティ(仮想現実)といえばゲームの印象が強いが今後さまざまな分野で実用化されVR・AR関連機器の市場規模は2025年にはテレビやノートPCに匹敵する普及率になる見込みだそうな。熱盛ぃぃぃぃ!!!

 ・『小説十八史略(下)』陳舜臣★★★☆☆

唐成立~宋滅亡まで。政権交代のたびに何度も何度も血が流れさすがに終盤ちょっと気分が悪くなってしまった……。宋以降の王朝(元・明・清)についてはいずれ別の本で補完する予定。

 ・『天使と悪魔』ダン・ブラウン★★★★★

『ダヴィンチ・コード』で有名なラングドン教授シリーズ第1作。宗教と科学の対立という重厚なテーマでありながら軽妙なサスペンスを盛り込んだ傑作だと思う(ラストのどんでん返しも素晴らしい)。また本書はヴィジュアル愛蔵版でローマの美術品や建造物の写真がふんだんに掲載されていたのもGOOD。

 ・『マキアヴェッリ語録』塩野七生★★★☆☆

マキアヴェッリの代表作『君主論』『政略論』に加え、手紙や手記などの中からきらりと光るエッセンスのみを抽出した語録集。生まれたときから民主主義が当たり前な私たちにとって王制や共和制のハウツー本はなかなか興味深い。

 ・『名画で読み解く ロマノフ家12の物語』中野京子★★★★☆

ロシアに関する歴史書は難解なものが多い中でカラー写真+平易な解説の本書は大変勉強になった。またロマノフ家の人々がほとんどドイツ人であったり、日本と想像以上に深いつながりがあることに驚いた。


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