18年 10月に読んだ本の一言感想メモ

◆18年9月はコチラ

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・『大富豪からの手紙』本田健★★★☆☆

ベストセラー『ユダヤ人大富豪の教え』でおなじみ本田健氏の最新刊。これまで西洋中心の話が多かったが、今回はめずらしくタイやブータンなど東南アジアが舞台だった。わいも一度は旅行したいなー。

・『ニュースの深層が見えてくるサバイバル世界史』茂木誠★★★★☆

今流行りの地政学の観点から世界各国のマクロな動きを分析した本(佐藤優『大国の掟』と併せて読めばさらに理解が深まると思う)。とくに米国政界の勢力を詳しくまとめられていたのが個人的に大変勉強になった。

・『日本再興戦略』落合陽一★★★☆☆

著者の斬新なアイディアと実行力には本当に頭が下がるんだけど、この国は既得権益が強いからホリエモンや村上ファンドみたいに出る杭が打たれないか心配……。太平洋戦争みたく行くところまで行かないと変わらないんじゃないかなぁ。

・『MADE IN JAPAN』盛田昭夫★★★☆☆

戦後の焼け野原から「世界のSONY」を生み出した奇跡の一代創業物語。今は日本家電業界全般が苦戦気味(大西康之『東芝解体』が詳しい)だけど、時代の主軸であるVRゲームと半導体が強いからソニーはまだ成長できるはず。

・『「産業革命以前」の未来へ』野口悠紀雄★★★★☆

産業革命以来、石炭・石油・電気・ITと次々に起こる技術革新とそれに伴う国家や企業の栄枯盛衰を概観した一冊。また過去の歴史だけでなく、その教訓をもとに今後の世界のトレンドや日本の進むべき道を具体的に示してある点が素晴らしい。

・『13階段』高野和明★★★☆☆

江戸川乱歩賞受賞ミステリー。死刑執行をとりまく関係者の葛藤や苦悩がテーマで、現実の法制度をかなり深く調べられていて勉強になる。ただ真犯人の特定につながる大事な証拠品をあんな場所には隠さへんやろ……。

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