17年 8月に読んだ本の一言感想メモ

◆17年 5~7月はコチラ

・『池上彰の政治の学校』池上彰★★★☆☆

政治に対してあまりに無関心すぎたのでお勉強。池上氏の解説は相変わらず非常にわかりやすいのだが民主党政権時代に書かれた本であるため与党と野党があべこべで紛らわしかったのがしょうがないとはいえ難点。

・『ハプスブルク家』江村洋★★★★☆

中世ヨーロッパの本を読んでいると至るところに出てくるハプスブルク家。戦で血を流さず婚姻政策で領土を拡大していき、一時はフランスを除くほぼ全土が勢力圏となった。さすがに西洋つづきで胃もたれしてきたので東洋史に移ろう……^^;

・『不格好経営』南場智子★★☆☆☆

DeNA社長の自叙伝。「いやいや、立ち上げ段階から素晴らしい仲間と潤沢な資金に恵まれて全然『不格好』あらへんやん!」と思わずツッコミ。

・『小説十八史略(上)』陳舜臣★★★★★

中国のなが~い王朝の歴史をまとめた長編小説。今ではほとんど知られていないが江戸時代の日本では寺子屋の必須テキストだったそうな。上巻では古代中国~漢の武帝誕生まで。先はまだまだ長い(電話帳くらいの分厚さ)。

・『孫正義 300年王国への野望』杉本貴司★★★★☆

SBI(ソフトバンク)社長と彼を陰で支えた部下たちの物語。個人的に孫社長の動向には大変注目していて何冊も読んできたけど現行の本の中で最新だし、また(若干筆者のひいき目があるけども)とてもよくまとめられていた。

・『イラン人は面白すぎる!』エマミ・シュン・サラミ★★★☆☆

著者は吉本でお笑い芸人をされているイラン人という異色な経歴の持ち主。イランは超厳格なイスラム教国家だが国民は意外にもけっこうルーズで驚いた。今度アラブ人とペルシャ人の違いをじっくり調べたいなぁ。

・『どの教科書にも書かれていない 日本人のための世界史』宮脇淳子★★☆☆☆

歴史上、世界制覇に最も近づいたにもかかわらずなぜかほとんど言及されないモンゴル帝国にスポットを当てた未だかつてない講義……なのだが、今の僕の知識量では理解しきれなかった。もっと勉強して出直します……。

・『アメリカを見れば世界がわかる』池上彰★★★☆☆

本書の大部分がアメリカ最南部・テキサス州のお話。世界最大の石油産出地であると同時にメキシコと国境を接しているため銃やドラッグ、移民問題などが絶えず、現在のアメリカの正と負の両面を抱き合わせた土地なのだ。

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