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9/23 ドラマ寸評・令和時代の青春映画の傑作「ベイビーわるきゅーれ」(テレ東)

「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」(テレビ東京 水曜 25時〜)

本日4回目の放送を迎えるTV版「ベビわる」こと「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」
当初は映画版をちょろっと見ただけだったのだが、改めてちゃんと映画2作を見てみるともの凄く面白い!
令和時代の青春映画ティーンムービーのB級傑作映画である!
といえる作品じゃないかと思います
”B級”というと反論があるかもしれませんがここでは、メジャー路線で潤沢な予算があり、宣伝にお金を掛けられる映画をA級とした場合の反語として使ってます。あくまで褒め言葉としてのB級

昭和な映画の場合、青春映画というと無軌道でハチャメチャする不安をポジティブな行動で表現するような映画が多い印象がありますが、「ベビわる」はダウナーとかエモーショナルとでもいうのでしょうか、普段の生活ではあまり感情を表面に表さない(出していても抑えめである)
これって最近の若者ドラマ全般にも言えることで、ある意味今どき若者の生態なのかもと思わされました

そしてシリーズ通してのみどころとして
伊澤彩織(まひろ役)のアクションのキレの良さはハンパ無い!
元々アクションスタントを勉強、活躍していた所をこの「ベビわる」の監督でもある阪元裕吾に見出されて女優デビューしたらしい
なのでアクションは筋金入りである
そして、そんな伊澤とコンビを組む髙石あかり(ちさと役)も凄い!
映画第1作目は、さすがに伊澤の動きと比べると若干見劣っていた動きも作品を重ねていくうちに大いなる進化を遂げている

「ベビわる」の場合、その日常的なノリから一転、闘いの場面になるとキレの良いアクションでギャップの大きさを楽しませてくれる

ちょこっとだけ世界観への”慣れ”が必要であるけれど(殺し屋が存在していることが前提、死体を清掃する担当がいたり、殺し屋協会があったり、協会のルールとか規則に意外と縛られていることとかw)
まぁそんな設定なんかも含めB級っぽさを感じるところなんだけど

「ベビわる」の最大の魅力は”キレの良いアクションシーン”だが、それともうひとつの魅力といえるのが全体に流れる”ゆる〜い雰囲気”
一般社会への順応性は高いが会話がアホな”ちさと”
社会適応性がゼロの”まひろ”(バイト面接で20回連続で不採用の逸話を持つ)
そんな二人の織りなすゆるくてアホな日常行動を楽しむドラマでもあります

二人の関係性もシリーズが続くに連れ、ちさとまひろのお姉さんとか保護者のように感じるようになったやりとりも面白い変化です

まぁまずは軽〜い気持ちで見てもらう所から始めると、そのうちハマってしまうドラマであることは間違いない!

で映画第3弾『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が9月27日の公開となるのだが、その公開初日の夜に「ベビわる」ドキュメンタリー番組が放送されます

フィルメンタリー 映画公開&ドラマ放送記念!「ベイビーわるきゅーれ」特集(9/27金曜  24時57分~25時28分 テレビ東京)

興味を持った方、映画好きな方、オススメです!

そしてシリーズの第1弾 映画「ベイビーわるきゅーれ」がTVerで配信中(たぶん28日まで)

シリーズ第2弾はAmazonプライムで見られます
映画第2弾「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」



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