ものごとの動機

昔から読書があまり好きではなかった。
図書館で本を読む同級生のことをガリ勉だと思っていたし、みんなで話している方がよっぽど楽しかった。
中学校では朝、読書の時間が設けられていたが、大好きな映画「ライアーゲーム」の小説をずっと持っていった。
もちろん、もうとっくに読み終わっている。

そんな私だったが、大学3年生の頃に読書を始めた。
私は音楽が好きで軽音楽サークルに入っており、
「バンドやりたいな〜すごいって思われたいな〜」とぼんやり考えていた。

「歌詞、書けるようにならなきゃ!」

これが読書を始めたきっかけだ。
何から読めばいいのか分からず、芥川賞受賞作の「破局」を読んだと思う。
難しくて、でも読んでいる自分が新鮮で楽しかった。

そこからは色々な本を読んだ。
有名な本も読んだが、あまのじゃくな私は、好きな芸人さんの本棚をネットで検索し、その本棚から気になるものを購入。
それから、好きな本を紹介しているインタビューとか超見た。

ものごとを始めるきっかけなんて様々。
動機は好きという気持ちだけではない。

noteを始めたきっかけだって、文章のお仕事とかしてみたいな〜って思ったからだ。
あと、普通に文章上手くなりたかった。私は才能あると思われたくて、余分な言葉とか足してしまうからシンプルで素敵な文章が書きたい。

好きという気持ちだけでご飯は食べられない。
もっと簡単な気持ちで、色々始めてみればいいと思う。

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