社会調査の手法のメモ

データ分析・公表段階
クロス集計が中心となるが、統計的検定(カイ二乗検定)やエラボレーションによる相関関係等の吟味、多変量解析等の技法も駆使して分析する必要がある。

データ収集は回収率も考えて投げる必要がある。

プライバシーに関する質問や微妙な問題に対してスムーズに回答を引き出せないことも多々ある。

集団調査の場合、会場の雰囲気や集団的な効果が回答にバイアスを及ぼしやすい。
出席率が低いとまじめな人、積極的な人など回答層が偏る。

無作為抽出標本での個別訪問は、管理上の負担や危険(被調査者からのクレーム・被調査者とのトラブル・交通事故等)もありうる。

多変量解析の場合、重回帰分析、主成分分析、因子分析、判別分析、クラスター分析がある。
主成分分析、因子分析は要約など、判別分析は判別、クラスター分析は分類となっている。

重回帰分析では、独立変数も従属変数も量的データであり、独立変数間に相関関係がない(低い)という条件が必要。

質的データ
①聞き取り調査②参与観察法③ドキュメント分析

①聞き取り調査::調査者と調査対象者との間で質問と回答という相互行為を行い、相手や状況によって臨機応変に質問の順番や質問内容を変更する

②参与観察法::調査対象とする集団・組織・地域社会に入り込み、人々と活動や生活をともにしながら、質的データの原料を収集することを主とする技法。

③ドキュメント分析::記録という意味。個人的記録と公的記録という質的データの材料に着目し、それらを収集する調査技法。

質的調査は探索的な目的に向けていると言われる。
何が問題であるかをつかんだり、調査課題を明確にするのに役立つ、といわれる。

ラポールとは、対象者と調査者の間の信頼関係で聞き取り調査において重要。

標準偏差÷算術平均=変動係数
→ばらつきを示す →箱ひげ図で示す

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