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【ビルディバイド】ニーアオートマタ or not to [B]e デッキ考察・構築編【ブライト】


はじめに


今回はビルディバイド‐ブライト‐収録作品『NieR:Automata ‐ver1.1a-』より

テリトリー『or not to [B]e』を使用したデッキの考察をしていきます。



デッキ構築、マリガン、プレイングに分けて思考ベースで記していきます。

今回は構築理論編です。


構築理論


デッキの軸

ビルディバイドはテリトリーを除くと40~50枚でデッキを構築し、その中に12枚のバスターカードと最大12枚のショットカードを入れるという制限があります。

『or not to [B]e』デッキでは、テリトリーを解放するための「ヨルハ」エースがデッキの大半を占めるように構築することでテリトリーの効果を最大限発揮することができます。

ヨルハ称号を持つエースは6種類あるため、同名カードを4枚まで入れることができるビルディバイドではデッキ40枚中24枚をエースにすることができます。


その内2種類がバスターカードなのでこれら全てを搭載した場合、デッキは以下のようになります。

デッキ 24/40 枚
マーク無し 16/16 枚

・4枚[エース] 儚い想い 2B
・4枚[エース] 戦闘サポート 9S
・4枚[エース] 第243次降下作戦 2B
・4枚[エース] 第243次降下作戦 9S

バスター 8/12 枚
4枚[エース] 遊園地廃墟の戦い 2B
・4枚[エース] 遊園地廃墟の戦い 9S

ショット 0/12 枚


デッキ枚数

前述の通りショットカードには12枚の上限こそありますが、12枚ちょうどの指定はないので17枚以上のマーク無しを採用できます。

しかし、コストを支払わずにプレイできるショットのゲームに与えるインパクトは大きく、

本家とは違いクイックタイミングでプレイできるコマンドがないブライトではデッキコンセプトに関係ないカードでショットの枠を奪えるほどのカードも無いため今回ショットは12枚採用します。

また、41枚以上でデッキを組むことができますが、テリトリーの強みを最大化できなくなるためこちらの手法も採用しません。

マーク無し16枚の中にヨルハエースでないカードを採用することもできますが……これは確率の話になってくるのでこれで採用されたカードがテリトリー効果でめくれる度にイラつかない人のみやりましょう。

*カードゲームはどこまでいっても運の要素があるのでランダム要素で怒っちゃう人はカードを置いて飯にしましょう。


バスターの選択


残り4枚のバスターを考える上で重要な選択があります。

それは、3色目を採用するかです。

ヨルハエースは白と黒にしか存在しないため、デッキエンジンは白黒で完結していますが、まだ16枚スペースがあるので3色目も採用できます。

ショットは全てコマンドなので、どうしても採用したいユニットがバスターにあるかが3色目の採用をするかの判断基準になります。

個人的に白黒でないバスターで採用の価値があるカードは以下の通りです。

紡がれた絆 2B&9S


おそらく、NieR:Automata ver1.1aにおける単体最強カードです。

6コスト、11000のスタッツでビルディバイド‐ブライト‐における(多分)全ての全体除去に耐え、ほとんどのユニットに当たり勝ちします。

またライフがレッドゾーンになると、相手のユニットを除去しながら2ヒット打点を与えられたりと自己完結していることからも赤タッチでも採用しやすいです。

横並びする本デッキの弱点である全除去とデカブツに対する回答になります。


機械生命体の村長 パスカル

テリトリーが解放されている場合に7コス10500のデコイになります。

こちらも全除去を耐えつつ非常に強い壁になれます。

2B&9Sと違い自分のライフを削らない事、デッキの特性上100%フルスペックで使えるのが差別化ポイントです。


この2枚は実際に私も採用を検討しましたし、これらを採用するデッキも強力なものになると思います。

しかし、今回私はこれらを両方不採用とし白黒の2色でデッキを構築しました。

そんな私が採用した最後のバスター枠がこちら


パージアタック 2B

採用理由

本デッキは全24/28枚のユニット枠に対して3コストのユニットがここまでいません。

後手の場合は3コストの除去をショットに積めば無問題ですが、先手1ターン目の最強ムーブは3コストユニットのプレイです。

『パージアタック 2B』は3コスながら4500という破格のスタッツを持ちほとんどの3コスユニットと相打ち以上ができます。

さらに、テリトリー解放時にプレイすることで相手のユニット1枚をパワー-3000することができ単体で7500までみることができます。

『遊園地廃墟の戦い 9S』、『儚い想い 2B』などとのシナジーもあり、後半3コスト+4コストとプレイした時の強さもあるため、序盤と終盤両方で活躍でき2色構築による色事故回避性能からも今回採用に至りました。

尚、白黒の高コストバスターカードは単体のカードパワーで前述の赤バスター2枚に劣るため不採用となりました。

判断基準

パージアタック 2B :いつ使っても活躍でき、2色構築できる

紡がれた絆 2B&9S等:単体では強いが、3色になり序盤プレイできない

機械生命体の特異点 アダム/イヴ等:採用するなら3色にしたい程度のカードパワー


捲り札だがマウント時には弱い

ここまででデッキは以下の通りになりました。

デッキ 28/40 枚
マーク無し 16/16 枚

・4枚[エース] 儚い想い 2B
・4枚[エース] 戦闘サポート 9S
・4枚[エース] 第243次降下作戦 2B
・4枚[エース] 第243次降下作戦 9S

バスター 12/12 枚
4枚[エース] 遊園地廃墟の戦い 2B
・4枚[エース] 遊園地廃墟の戦い 9S
・4枚 パージアタック 2B

ショット 0/12 枚


ショットの選択


最後にショットの選択です。

まず採用する色ですが、白黒に限定します。

赤青のショットを採用すると素撃ちできない可能性があり、死に札となってしまう恐れがあるため不採用です。

ここまでの構築でデカブツに無力なので手札からプレイする上でそれらを確実に除去できるピン除去の評価は高くなります。

白黒でショット持ちのピン除去はこのあたりです。



『進化の兆し』もピン除去と呼べますが、仮想敵であるデカブツに効かないので優先度は低め。


積んでも1枚かな


ピン除去枠の結論を書く前に次の枠「全除去枠」も考えていきましょう。

白黒の全除去ショットは2種類あります。


『月の涙』は破壊。『ハッキング』はバウンス。と考えてください。

今回、全除去の採用を考えるにあたって重要視したのが「範囲の広さ」

具体的には『月の涙』でどかせるけど『ハッキング』ではどかせないカードとその逆はそれぞれどのくらいいるのか。です。

ブライトのカードプールで見た時に私は『ハッキング』の方が優れていると考えて今回は『ハッキング』を採用することにしました。

『月の涙』でしか除去できないカード=6コス以上かつパワー6000以下が少ない上にパワー6000までならユニットで何とかできる上に『ブラックボックス反応』で除去ができます。

逆に5コスト以下でパワー6500以上のユニットが非常に厄介なので『ハッキング』を優先するに至りました。


しかもよく採用されてる


勿論、ドロップの方が手札に戻すより強いですし多くの場合においてはどちらを使用しても対処できる枚数は変わらないでしょう。

しかし、デッキコンセプト的にテンポを取ることに意味があり、エースを確実にどかせる点から『月の涙』より『ハッキング』を今回は採用します。

採用枚数

そして、結論となる採用枚数ですが、こちらです。

ハッキング x4
ブラックボックス反応 x4
淡い好奇心 x4



低コスト・ピン除去枠では腐る場面がすくない2枚をフル採用し全除去枠の『ハッキング』も4枚積みました。

前述した『進化の兆し』と入れ替えるなら『ハッキング』を3枚に減らすことを推奨しますが、今回は4・4・4にしました。


結論


ショット12枚が決まったことでメインデッキ40枚が完成しました。


デッキ 40 枚
マーク無し 16 枚

・4枚[エース] 儚い想い 2B
・4枚[エース] 戦闘サポート 9S
・4枚[エース] 第243次降下作戦 2B
・4枚[エース] 第243次降下作戦 9S

バスター 12 枚
4枚[エース] 遊園地廃墟の戦い 2B
・4枚[エース] 遊園地廃墟の戦い 9S
・4枚 パージアタック 2B

ショット 12 枚
4枚 ハッキング
・4枚 ブラックボックス反応
・4枚 淡い好奇心


次回のマリガン・プレイング編では、マリガンの判断基準やデッキの回し方について考察していきたいと思います。

本シリーズは元々マリガンの思考をアウトプットしたくて始めたのでそちらもあわせて読んでいいただけると嬉しいです。


おまけ:改造案


入れ替え候補

白黒で構築する際の入れ替えパーツ案です。

提案するカードは以下の2枚


『機械生命体の特異点 アダム/イヴ』

同型や追い込まれた状況からの捲り札として非常に強力です。

今回提案した様な方では全てのユニットがパワー6000以下のためレットゾーンの場合1枚で盤面をひっくり返せます。

ヒット数2とパワー8000も対ニーアに限定すれば優秀です。

弱点はイエローゾーンで使うとバニラになりかねない点とデッキコンセプトとはシナジーが無いので勝ってる時にはあまり輝かない事。


『不穏な気配 9S』

テリトリー解放時にパワー9500のデコイになります。

デッキ構築の都合上100%フルスペックを出すことができ、全体除去を耐えることができます。

盤面に影響は与えませんが、非常にパワーが高くヒットも2ありアバム/イヴよりも安定します。


これら2枚は周りの環境に合わせて『パージアタック2B』と枠を争えると思います。


また、ショットの枠で全体除去と数枚減らして『進化の兆し』を採用するのもアリです。

『進化の兆し』は序盤のテンポ奪取に貢献し『ブラックボックス反応』よりも1コスト軽いので3+4の動きをできる確率が上がります。

減らすカードに全体除去が選ばれる理由はアダム/イヴをテンプレに採用しなかった理由と同じで勝ってる時にあまり強くないからです。


別構築:赤入り3色型


バスター選択編で提案した2B&9Sやパスカルをパージアタック2Bの代わりに採用する型です。


彼らを採用する場合にもう少し赤のカードをショットに採用する必要があるのですが、

『セルフチューンナップ』や『救いの一閃』辺りが候補でしょうか。



しかし、どちらも序盤に踏んでも嬉しくないのが悩ましい所。

個人的には赤は6エネ時点で1枚あればいいので7~8枚程度の採用で大丈夫だと思うのですが、もしショットで赤を4枚採用できない場合は、大人しくショット赤3枚で計7枚の赤で組むか、そもそもショットを11枚にして赤のマーク無しを採用するのもアリです。


そうするとこの辺りが候補か


他にもアンドロイドエースを採用する型も思いついたのですが、テンプレとの差別化が難しかったので今回は没。

今後もビルディバイド‐ブライト‐のデッキ考察を書いていきますので読んでいただければ幸いです。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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