【運動会の悲劇】
母と私、釜石市に住む、姪っ子りんちゃんの運動会を去年の秋から楽しみにしていました。
「小学校最後の運動会だから、見に行こう」と、母。
「借り物競争があるらしい!絶対出たい!」と、わたし。
二人の熱い思いは年を越え、令和5年に突入。
いよいよやってきた5月20日。
前日まで、雨が降り続く、雲行き怪しげなお天気でしたが、なんとか開催!
しかし、時の経つのは早いもので。
こないだまで、3歳だったのに・・・
6年生って・・・
来年中学生って・・・
歳とるはずだよ!!(こっちが)。
懐かしい徒競走、可愛らしい玉入れ、そう言えばやったな、みんなで綱引き。
そして、各学年で選抜された選手が出場する花形のリレー。
いやー。
楽しい。
みんな可愛らしい。
借り物競争の順番がやってきました。
この時のために、メガネを装着、帽子をかぶり、すぐ見つけられるように派手な色の服を来て、動きやすいジャス&スニーカー!
ポケットにはハンカチを入れ、スマホも持っていこうと思ったら
「スマホは全員持ってるから、お題に出ないと思うよ」
というりんちゃんママ(妹)の助言により、走るのにジャマだからあずけるアラフィフ。
「場所は、正門の前が一番いいよ」
「わかった!!」
釜石市民でも、自分の子供が出場するわけでもないのに、1番前を陣取る叔母ジュンコ。
(負けられねぇ・・)
1位を取るシュミュレーションもバッチリ。
ゴールまでの最短距離も計算。
後は、ただ、走るのみ!
姪っ子りんちゃんは、4番目。
第一走者からお題が始まります。
20代と思われるイケメン先生が、会場全体にハキハキとアナウンスします。
「今日はたくさんの方が、皆さんの勇姿を撮影してくれてます。
カメラか、スマホを持っている人を探してください」!
(スマホじゃねーかよ!!爆!!)
後から、妹に平謝りされたのをこの場を借りてお知らせしておきます。
そして2問目。
「皆さんの勇姿が良く見えるように、かけてきてくれたのでしょう。メガネをしている人を探してください」!!
(メガネキターーーーー!)
手を上げたい所だけど、ここはグッとガマン。
姪っ子りんちゃんの順番がすぐそこです。
メガネをかけた、父さん、母さん方が自分の子どもと手をつないで走っていきます。
いいなー、こういうの、いいなー(ほっこり)
そして、3問目。
「肌寒いですが、体は熱い!半袖を着ている人を探してください」!!
(は・・半袖・・・!?)
まさかのお題にひるむ寒がりジュンコ。
気温15度。
半袖って・・・
低学年の半袖の子たちが元気よくお返事、上級生と手をつないで走ります。
このあったかい光景を見れたことでヨシとしよう(上から)。
そして、いよいよ4問目!
スタート地点には姪っ子りんちゃんがいます!
まぶしい!!
りんちゃんが、私を見ています。
私もりんちゃんを見ています。
視線を交わし、うなずき合う二人。
絶対勝つ!!
アナウンスが始まりました。
「今日は、たくさんの方が皆さんの応援に来てくれています」
いよいよだ・・。
心臓はドキドキ。
寒いのに、手に汗をかいています。
いつでも走れるように、スタートダッシュの構えです。
「その中でも、皆様の先輩」
よし!こい!
「釜石中学校の先輩を探してください」!
!!!!!?
え?
え????
私が衝撃を受けている間に、さっきまで見つめ合い、勝利を誓い合った姪っ子りんちゃんが、速攻で私と反対方向へ突っ走って行きます。
私をおいて、走り去るりんちゃん。
泣きそうな私。
楽しみにしてたのに・・・。
一緒に走って、1位取るって決めてたのに・・。
ゴールテープは二人で両手を上げて切るって、イメージしてたのに・・。
小学校最後の運動会。
来年はありません。
行き先のないこのよくわからないモヤモヤした気持ち。
夜ご飯の回転寿司で暴飲暴食させていただきました!
おいしかった!!!
次は、秋の学芸会かな。
楽しみはどんどん増やしてこ!!
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