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なんだか儲かる夢のような話があるそうで

株、投資信託、土地売買、暗号通貨などなど、会社勤め以外にもお金を稼ぐ方法がたくさんある世の中。

どこかの偉い人が資産形成!レッツ投資!のようなテンションで流行らせた感もあるような無いような。
実際のところ、知識を持ち、リスクを考えた上で資産形成している人はどれぐらいいるのだろうか。

私も数年前からNISAを始めたが、やはりきちんと利益を上げている慣れた人に聞いたり、自分で勉強しなければわからないことがたくさんある。

先日、私のもとに一通のメッセージが届いた。
「暗号通貨で投資しないか?」という誘いである。

誘ってきた相手は投資やMLMを複数経験して全戦全敗(ここ大事)の人物であった。懲りずに謎の野望を抱いて生活している、私の中で「おもしれ―女」である。

どうやら今回は聞いたら号泣モンの話なのだそうだ。
なにに号泣するのかは知らないが、話したそうだったので聞くだけ聞いてやることにした。以下、彼女の話をまとめる。

以前やっていたMLM関係のリーダー的な人物から暗号通貨の話が来た。
小額投資でもよい利率で返ってくる。
ビットフライヤーとかトークンではなく独自の暗号通貨。
(っていうかビットフライヤーとかって何?と聞かれてしまった)
1回きりでもよいし、様子を見て複数投資するのも個人の自由。

だいたいこんな内容だった。
さて、どこで号泣しようか……

面白過ぎるので暇つぶしにもっと詳しく聞きたいところだったが、「それ以上の事を聞くなら実際に〇〇さんから話聞いてほしい、聞くだけでいいから」と言われてしまったので追及しないことにした。


まだ若かりし20代の頃、やはり彼女から別件でMLMの誘いがあった。
そのころから私はきっと何でも話を聞いてくれるチョロい奴認定されているのだと思う(単なる暇つぶしなのだけれど)。

zoomにて面談のような形で行われ、いかにも胡散臭い若造眼鏡が「このサービスの良いところ」だけを嬉々として話し、最終的に「あなたもやらないか?」という話の流れになった。
サービスの詳細、リスク、トラブル時の補償、違和感や仮に被害とされる事象が起きた際はしかるべき機関に届けを出すことの確認をしただけでしどろもどろになり最後はしょぼんとなっていた。

言い負かそうとかは全く思っておらず、若造眼鏡が自滅していっただけである。
これだけ話聞いたんだから彼女もこのビジネスをやめるかと思えば彼女はやめなかった。
結局は家族を巻き込んでまで得た利益を持ち逃げされて若造眼鏡とは音信不通である。

さて話は戻るが彼女には野望があるらしい。
どういう野望かは分からないがとりあえずお金貯めて海外に住みたいのだそうだ。
儲かるとイイね。

止めてあげるのも友の務めとは言うが、変なトラブルに巻き込まれるのはまっぴらごめんである。
何度も忠告しては来たが彼女はやりたいという。
やらせておくのだ。
幼なじみのド腐れ縁。今後どうなる。

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