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わたしがグラノーラ屋を始めたワケ

私はとある町の古民家工房で
小さなグラノーラ屋をしています。

実は独断と偏見からグラノーラが大嫌いだった私。ひょんなことからグラノーラにはまり、知れば知るほどグラノーラの可能性に惹かれ、それまで続けていた仕事もやめてぐるりと方向転換し、約2年前に素材にこだわり無添加にこだわった自家製グラノーラを焼くグラノーラ屋になりました。

さて。
グラノーラの一般的なイメージって何でしょ。

わたしのイメージは、「ザ、セレブのオッサレ~な食べ物」でした。知った当時はかなり斜めからみる感じでしたね。スーパーで見かけるものもありましたが、それに関しては。。。ノーコメントで苦笑いでもしときましょうか。

そんな偏見だらけの食わず嫌いだったものがなぜにここまで好きになり、生業とするようになったのか。
答えはえらく簡単なものでした。
ある時、自分が信頼を寄せる知人でもあり、焼き菓子の作家さんでもある方が作ったグラノーラを手にする機会があって、この人が作るものならばと試してみた結果。。。やめられない止まらない状態でした。そうか。これはうまいわと。私は昔から商品の裏、つまり商品表示ですね。それを必ず確認します。この時も裏を見て「お?」と思いました。こんなに健康的な材料でこんなにおいしいものが作れるのかと。単なるシャレオツな食べ物じゃなかったのか。
しかもめっちゃ噛めるし、栄養価高いし、食物繊維多いし、動物性材料一切使わなくていいし、はぁー、こりゃすげぇやって感心したんですね。それからはすぐ、これ作れるかも!と思い、グラノーラ作りへまっしぐら。レシピを探し、自分なりにアレンジし、小さい教室まで開いてしまったという変わりよう。
それからは、あれだけ毛嫌いしていたグラノーラがなくてはならない存在になりました。
そして、グラノーラを通して見えてきたたくさんの気づき、体のことや食べることの大切さをかみしめながら、今もグラノーラを焼いています。

食べ物でも、色でもそうだけど、
昔嫌いだったものが大人になって好きになることって割とあったりしますよね。
グラノーラもそんな感じです。
ただ、仕事にするとは思ってもみなかったから、それに関しては予想外笑。

今の世の中もそうですが、生きていると何があるかわからないものですね。

だから、その日その日を大切にして、
1日の終わりを後悔なく締めくくるような生き方をしたいなと心がけています。









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