なぎちゃんのぱぱとまま

ぱぱは公務員、大卒
ぱぱは幼い頃から母子家庭でおばあちゃんがごはんを作りおかあさんが働いて生活していたらしい
音楽で食べていきたいと思ったこともあったらしいが反対されたため、学校の先生になるか公務員になるかを悩んだらしい
なぎが小さな時にはぐずるたびにほっぺを叩かれた
それでもなぎはぱぱことがすきで習い事や部活も喜びそうなぱぱがやっていたと聞いたのをしてきた
ぱぱは山登りもすきだったから一緒に登ったりもした
ぱぱといるとままに内緒ね、といってうどん屋さんやラーメン屋さんに連れてってくれた
ぱぱは父親を知らずに生きてたから大変なことも多かったと思う
夫婦間、嫁姑、ままと子どもたちの対立などいろんなところで板挟みだった

弟が居なくなってしまってすごく悲しいみたいだとぱぱのおかあさん、つまりなぎのおばあちゃんがよく言っていた

ままは宗教2世だ、つまりなぎは宗教3世
専門学校卒、歯科衛生士をしていたと言ってた気がするがあまり覚えていない
強迫的、潔癖症、過干渉、こだわりが強い、もしかすると解離もあったかもしれない

弟が居なくなってからなのか気質的にそうなのかはわからないけれどたびたびヒステリックに怒鳴り散らし落ち着くと、ごめんねと抱きしめてきた
ぱぱと喧嘩する時は皿や箸が飛んでくるのでやめてー!!!と思いながら部屋の隅で終わるのを待っていた
皿の割れるのはままが投げるから、酷い時は週に2〜3回割れた
それらはままがこだわって揃えた高い食器だった
その喧嘩はだいたいぱぱがパチンコや飲み屋に出て行くことで終わりになっていたがなぎたち兄弟はどうしていいかわからなかったがもしかしたらぱぱはもう戻って来ないんじゃないかとかなしくなることもあった
ままは黙々と皿のカケラを拾っていた
まだ小さな頃のことだったが覚えてるのはぱぱが付き合いでお酒飲んで帰ってきた時にタバコやお酒の匂いをままはとても嫌っていた

ぱぱとままは明らかに理解しがたいヒエラルキーが見えた
働いて、休みの日にはぱぱがいろんなとこに連れて行ってくれたのに買い物もほぼぱぱが自転車で行っていたのにそれでもぱぱはだいぶダメな人認定されていたしまぁこれはよくあるのかもしれないが結構厳しめなお小遣い制度があった

ままはなぎたちが子どものときからずっと怒鳴り散らしていたけれどぱぱはあまり関わってこなかったのにすごく重要?なときには昨日喧嘩してたのが嘘かのように2人で結託してこっちに攻め入ってきた

嫁姑問題もなかなか酷く遠くに住んでるぱぱの方のおばあちゃんから送られる郵便の中身をこれはダメね、使えるものがないゎと言ってこどもの前で捨てていたし、よく悪口を言っていたから一時期ぼくはどうしたらいいのか分からなくて突っ立ってぼーっと眺めていた

#父親知らずのぱぱ #情緒不安定なまま #夫婦喧嘩

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