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夏の風物詩・小諸七兵衛

蕎麦は外で食べるもの、と思っていたが、近所のスーパーでふと手に取った乾麺のおいしさのトリコになり、それからはもっぱらウチ食に転じてしまった。

きっかけは「信州田舎そば 小諸七兵衛」。

茹でればほぐれやすく、そのくせつゆがらみが良い。太めだがモッタリせず、絶妙な厚みでキリッと吸い上げられる。

ダウンタウンの発明番組だったろうか、つゆがくっついた状態のつゆいらずなそうめんが取り上げられていた。結局ビチビチとつゆが飛び、おおよそ商品化など実現しそうになかったが、その斬新なしくみが印象深かった。

「小諸七兵衛」は、その発明を清々しく商品化したようなそばだと思った。

私はめずらしくパッケージをマジマジと見た。「モンドセレクション」のマークが初めて眩しく映る。

モンドセレクションとは、食品や飲料、化粧品などの品質を科学的かつ法規重視のアプローチから評価する独立団体。1961年に設立され、ベルギーのブリュッセルに本部を構える。審査基準は、味や香りなどの感覚的判断だけでなく、消費者向けに表記している栄養価、成分などの情報の真実性の度合いが高い。基準をクリアした製品には一定期間、パッケージに受賞マークをつけられ、売上を数倍にも伸ばしたものもあると言う。

製品同士が比較されることはない、と書いてあることから、モンドセレクションマークの多さに納得。特に日本製品は割合が高いとか。申告制で審査対象となるようだが、自社製品の客観的なレベル確認やPRにつながるなら、申請しない手はないだろう。ろくすっぽ調べずに既読スルーしていたモンドマークにごめんなさい。

気がつけば、あとひと束しかない「小諸七兵衛」。こりゃ、うっかり七兵衛(うっかりは私だ)。さっそく、買いにつかまつろう。

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