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未完の姿で完結している

「未完の姿で完結している」大槻武治

ああでなければならない
こうでなければならないと
いろいろに思いをめぐらしながら子どもを見るとき
子どもは実に不完全なものであり
鍛えて一人前にしなければならないもののようである。

いろいろなとらわれを棄て
柔らかな心で子どもをよく見るとき
そのしぐさのひとつひとつが実におもしろく
はじける生命のあかしとして目に映ってくる。
「生きたい、生きたい」といい
「伸びたい、伸びたい」と全身で言いながら
子どもは今そこに未完の姿で完結している。
長野県立伊那小学校で大切にされている詩

長野県立伊那小学校は、
通知表がない、チャイムがない。

そんな小学校に足を運んだお友達から
貴重なお話を聞かせてもらったお話です。

わたし自身、伊那小学校のことは
「夢見る小学校」というドキュメンタリーを見てはじめて知りました。

伊那小は、3年間クラス替えも担任も基本的には変わらずに
ひとつのテーマ(伊那小では「材」と呼ぶらしい)を中心に
各教科のカリキュラムをくっつけていく。
だから先生は、その学年で習得するカリキュラムをしっかり把握しておかなくっちゃいけない。
そして、ここぞ!という場面で
ナイスな発問をするのが役目。

ヤギを育てるクラスもあれば
パンをつくるクラスもある。

活動をする中で

この場面は分数につながるな
この場面は歴史につながるな

とか。

そんなことができたら
楽しいだろうな〜。

とワクワクした。

今すぐは難しいかもしれないけれど
伊那小学校のような公立学校に
孫には通って欲しい。

だからお母ちゃんはできることをやってるんだよ。

と、3歳の息子と1歳の娘に
いつも心の中で叫んでる。

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