絵の話(タイトル)
絵はフィルターをかけて描いてなんぼだと思っている。
例えば花の絵を花の絵として描いても花の絵になりつまらないのだ。
でも面白くする方法があって「タイトル」をつける。
これで絵に意味が産まれる。
ただの花の絵に「大宇宙の始まり」とかついてたら気になるでしょう。
つまらない絵こそ「無題」とか「No title」とかやめようぜ。
僕はマグリットがすごい好きで好きな理由にイメージの裏切りと言われるタイトルの付け方がある。
僕が好きなのは「世界大戦」「盗聴の部屋」「大家族」あたりなんだけど検索しても首を傾げるしかない。
しかしこれはこれでやりすぎなので僕は
タイトルでストーリーをつける
をやっている。
一例を。
女の子が無垢な表情でギターを愛でている。
背格好から中学校一年生くらいだろうか。
タイトルは
「フェラチオで買ったギター」
ええっ?こんな幼子が売春?と思う方も思う人も多亜だろうが
この笑顔、女の子は無垢なのだ。
頑張ったのはお母さんだ。
それを知らない入学祝い。
女の子は無垢なのだ。
という絵です。
こう解説とタイトルがあるとなんか繋がって気持ちいい。
不穏な絵だが清々しさを感じてしまう。
そういうのも不安じゃないですかね?
オチはない。
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