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「大内宿」あの別世界にもう一度触れたい

それはとても暑い夏の日。

一本道の両脇にずらりと並ぶ茅葺屋根の民家を前にして、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚に陥った。

葺き替えをしながら大事に残されてきた貴重な民家だ。

福島県会津地方の郷土玩具である赤べこの置物や絵ろうそくなどを民家では売っていて、お土産に購入した。

民家の前にある水路には、夏野菜やラムネなどが冷やされていて見るだけで涼味を呼ぶ。

そこは時間を忘れてしまう幻想的で素敵な空間。

驚いたのはこの茅葺屋根の民家で今も住民が生活しているという事。

伝統を守るため、「売らない・貸さない・壊さない」住民憲章の3原則を守って、一見不便そうなその生活を寧静に住民は営む。

いつまでも未来へ残したいその美しい景観は、都会の喧騒とは程遠い山奥にて今も確かに存在する。


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