映画『山女』感想

山女は以前短縮版?がテレビで放送されてて、ちらっと観た時に面白くなかったので観る予定がなかったんです。が、今回、舞台挨拶があることを知り、気付いた時チケットがまだ買える状況で、生の山田杏奈ちゃんを観れるなら!ということで、作品にはあまり興味がなかったのですが観に行ってきましたー

結果、山田杏奈ちゃんの映画の出演作だと、1番好きかもってくらい好きな作品でした!(ミスミソウ、小さな恋のうたも好き。) 観に行ってよかったー!
画面が暗いし、没入感を味わえるので、映画館で観るのが適した作品なのかな、と思いました。

感想箇条書きで
【作品の感想】
・かなり観やすかった。丁寧すぎるくらい、登場人物の言動の理由を描いてた。
・登場人物の感覚が割と今っぽい(慣習や暮らし方は違うけれど) 山田杏奈ちゃんがパンフレットで悟り世代なので、と話していたけど、お父さん・弟くん・たいぞう・はるさん、それぞれの心情が現代人っぽかった。(好きな人と結婚したい、というたいぞう。夫が他の女に入れ込んでるのが気になる、春さん。姉の人権をきちんと認識する、しょうきち。娘が殺されるのは嫌だと思う、村人たち。娘に罪を被せたことを不甲斐なく思う、父。たいぞうは外に行けていいなーとなる、凛。)昔の人も今の我々に通ずる価値観を持っていたのか、作品を作る上で視聴者に刺さるように現代人の感覚を登場人物に盛り込んでるのか、分からないけど。
・とにかく凛の表情!村にいる時と山にいる時。凛は山が生きやすいのだと、表情だけで十分すぎる説明になってた。
・いい意味で山男があっさりとしてた。この話はあくまで凛の山女の物語なんだなって。そこが好きでした。
・たいぞう。めちゃくちゃ重要な役だった。たいぞういいよね。凛への気持ち伝わったよー。
・はるさん。結構切ない役どころでした。
・お父さん。お父さんを悪役に描いてないのがよかったです。お父さんの苦悩を描いてる。
・弟くん。歳の割に幼い感じするなーと思ってて、でも凛がいなくなったあと、凛がやってたことを弟くんがやってたから気のせいだったか…と思ってたら。パンフレットに弟は目が見えない設定とあってびっくりした。(自分の観察力の無さに)
・クライマックスできっちり盛り上がるのいい。パニック映画とかホラー映画に近いハラハラ感もあり面白かった。
・テレビ版、録画消しちゃったけど、もう一度観てみたい。。

【舞台挨拶の感想】(シネスイッチ銀座、上映前に)
・山田杏奈ちゃん、遠目から見てもキラキラしてた。声きれい。
・監督、俳優さんみたいなビジュアルの方だった。雰囲気がある。杏奈ちゃんで印象に残ってるのはミスミソウとおっしゃってて分かる🤝となった
・二ノ宮隆太郎さん!めちゃくちゃ腰が低かった。ネタバレへの配慮、ありがたかったです。二ノ宮さん監督作品の逃げ切れた夢、観てみたいな。
・司会の方。進行よかったし、質問もよかった。

最近映画館で観た映画がノットフォーミーなことが多かったので。好みの映画を映画館で観れてよかったです。。

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