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社会人になっても、自己分析って苦手です。

はじめまして!ReDesigner for StudentのNickyと申します!

ReDesigner for Student 後輩に贈るデザイナー就活応援 Advent Calendar 2022」の【6日目】担当します!よろしくお願いします。

少しだけ、自己紹介

普段は、事業計画作成からマーケティング、データ分析などを担当している、チームに一人いたらそこそこ便利な人、という裏方の人間です。

ちなみに、今回のAdvent Calendarを企画した張本人です。企画が思い浮かんだのが11月18日。そこから急いで(半ば強引に)進め、今回沢山の方々に記事を書いていただくことになりました…!

お声掛けした皆さん、口を揃えて「わたしが後輩の役に立つなら…!」と前向きに参加してくださって、本当にデザイナー界隈の優しさを身に染みて感じています。ありがとうございます!

どんなことが書いてあるのか?

もう社会人になって10数年経つので、「就活生の立場に立つ」のはちょっと難しいな、と正直思います。ただ、就活でよく言われる「自己分析」については、昔から今までずっと苦手意識を持っています。

そこで、「なんで苦手なのかな?」「どう考えると良いのかな?」という問いに当事者として向き合ってみました。「自己分析」って言葉にアレルギーのある人にとっては、少しだけ参考になるかもしれません。

「自己分析」に対する苦手意識はなぜ…?

まずはじめにお伝えしたいのは、「自己分析」を否定しているわけではありません。自分の過去を振り返り、未来を描くプロセスはとても貴重な機会だと思います。

ただ、そのプロセスを通じて「やりたいことが見つからない」と感じたり、面接で「やりたいこと」を話しても選考に落ちたら自分を否定された気持ちになりませんか?(私はなります)

それが積み重なり、「自信を失う」のが苦手意識の源泉な気がしています。さらに言えば、「やりたいこと」について、3つの違和感を感じています。

  • 「やりたいこと」って、初めから持ってたっけ?むしろ、やってみて少しずつ気持ちが強くなっていった気がする。

  • 無理に「やりたいこと」を作ってみたら、薄っぺらくなってしまった…

  • そもそも、「やりたいこと」って、変わっていかない?

という3つです。どれか感じたことがある方いらっしゃれば仲良くなれそうです…!個人的には、「興味をもったことに関わってみて、関わる中で自分のやってみたいことが少し芽生えて、さらに深く関われる環境に身を置きにいく」という考え方が性にあっているのです。最初の動機は弱くても、少しずつハマっていくタイプですね。

なので、初対面の相手に唐突に「やりたいことは?」と聞かれると、自信を持って答えられない。うまく答えられないと、相手に伝わらない。そして、相手に伝わらずに、選考に落ちる結果に… そんな自分の不器用さは今も昔も変わらない気がします(苦笑)

けど、ちょっと難しく考えすぎかも…?

ここまで書いていて、実は「自己分析」と「自分の考え方」は相容れないものではないことに気づきました。

どちらも、「過去の経験を、未来に活かしていく」というプロセスなのは共通です。ただ、自己分析は「頭で考えようとしすぎている」気がしています。考え始めてみたけれど整理がつかず、もやもやと悩む… そんなことはありませんか?

なので、個人的には、もう少し「直感」に頼ってみても良いのではないかと思っています。日々何かをやる中で、「あ、これ面白いな」とか「あ、これ好きだな」と感じた感触を頭の片隅に置いていくやり方です。参考になるかわかりませんが、自分の場合はこんな感じです。

【ReDesignerにジョインしたとき】
前職でプロダクトマネージャーとして、デザイナーと一緒にプロダクトを作る中で、デザインの価値を強く感じた。そして、デザイナーの価値がまだ日本社会の中でしっかりと認識されていない現状を変えられないかな、とふと思った。

【副業を始めたとき】
共通の知り合いを通じて知り合い、副業先の事業について本気で考えてみた。最初は強い興味は持っていなかったけれど、考えるごとに事業のユニークさや可能性に興味を持ち始めた。そして、自分なりに事業の方向性を考えて、提案してみたら「一緒にやろう」ということになった。

すぐに思い浮かばなくても、自分の興味が持てることに少し身を置いてみたり、身の回りの人に話してみたら出てくるかもしれません。そこから始めて、自分が自信を持って言えることを「見つけて、育てていく」くらいに考えても良いのではないかな?と思っています。

WILL型の就活って本当に正解?

話は変わりますが、就活で「やりたいこと(WILL)」が重視されるのは、まだ社会人としての「経験やスキル(CAN)」がないからWILLで判断せざるを得ない、という背景があるのでしょう。

一方で、社会人になると経験やスキルが身についてくるので、「あなたは何ができるの?」というCANの方が重視されていきます。

この構造って、実はデザイナー就活にはそのまま当てはまらないのではないかと思っています。というのも、みなさん素敵な作品を既に持っていて、「できること」が多少なりともある状態じゃないかなと思うからです。

もし、WILLに自信が持てないときには「作ることをやめずに、できることを増やす」というCANづくりに時間を費やすのも、十分に価値があることではないかなと思っています。

結局言いたいことってなに?

ここまでまとまりなく書いてしまいましたが、言いたかったことはこんなことです。

  • 「やりたいこと」は、作るものというより、見つけて育てるもの。

  • 「やりたいこと」に自信が持てなければ、「できること」を増やす。

ちょうど前日の記事も自己分析がテーマで、より実践的そうです。ぜひ、そちらも併せてお読みください!

この後も、Advent Calendarは、いろいろな先輩からの記事が続きます。明日の記事もぜひお楽しみに!


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