怒りのエネルギー

私が今世で諦めていた、プロのナレーターを本気で目指そうと舵を切ったのは、「負けてたまるか❗」という怒りのエネルギーだった。

私は5年の間、「推し活」に全力を注いでいる。ナレーションの仕事と「推し活」どっちを取るか…と言われたら、「推し活」…と言っちゃいそうなくらいに、はまりにはまっている笑

もともと大勢でワイワイするのが大好きな私は、ファン仲間のコミュニティに友達を誘って、輪を広げていった。

ファン友達って、微妙な関係だ。ファンは「推し」恋愛対象としてみている。同じ人を好きなんだから、ちょっとしたことがきっかけで、いざこざが起きないはずは…ない。

どのイベントにいくのも一緒だった友達に、よかれと思ってシェアしたことを「自慢」ととられ、音信不通に。その後もレアイベントに当選したことを黙っていたら、それを咎められて、「あなたとはもう一緒に行動しません」…
こんな小学生の喧嘩みたいなことが、この年齢で起こるなんて、信じられなかった。

しまいには、自分が友達を引き入れたコミュニティに、自分がいられなくなる事態に陥ってしまい…。

しばらく落ち込んでいたが、負けず嫌いの性格が発動し、「ふざけんなーー、私はファンを脱却して、推しと同じフィールドに立ってやる~」
この気持ちが、プロを目指す起爆剤になったのだ。

「ピンチはチャンス」…とはよく聞く言葉だが、これが真実だと悟ったのはこのときだ。その1年後に、推しが朗読サイトで、自身の著書を朗読したのだが、私もその数ヵ月後に、同じサイトで仕事をさせていただくことができたのだ。

メジャーなサイトでの仕事はこれが初めて、しかも推しと同じサイトで…自分の作品も購入し、推しの作品と上下に並べて、しばらくニヤニヤ楽しんでいた。これぞオタク冥利に尽きる…というやつだ笑

声の仕事もいろんな分野があるが、色々練習していくなかで、私は長文朗読に向いているかな…と感じている。

何十時間とかけて収録して、5分のCMと同じギャラ…と考えたら、割に合わないというところではあるが、著者に代わって世界観を表現できるところ、ユーザーの心に直接届けることができること…これが本を朗読する最大の魅力だと思っている。

最近もうひとつ、夢ができた。
インタビューをして、それを文字に書き起こすことだ。これはライターの仕事…になるのかもしれないが、人のいいところを見つけるのが得意だし、インタビューで声も使う、文字を書くのも好きなので、私の「好き」が3つも入っている。人をティーアップし、読者に気付きをもたらし、私自身も表現する喜びがある…いいエネルギーの循環を感じる。
もちろん、いつか「推し」にインタビューする、というでっかい夢も心の奥にある。

そんなわけで、現在、取材させていただける人を絶賛募集中です❗

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