13-2 コバルトブルーに輝く湖群 〜クロアチア・ザグレブ〜
ドゥブロブニクから夜行バスで約9時間半、クロアチアの首都ザグレブに到着。本当はスプリットやザダルといったアドリア海沿いの街にも足を運んでみたかったのですが、早々にヨーロッパ中央部に向かって移動しました。柔軟にスケジュールを組み替えられるところは、全て自分で手配している旅人の大きなメリットです。当初の計画よりも前倒しにはなっていますが、ちゃんと目的があってスケジュールを変更しているので問題ありません。
クロアチアではもう1箇所行きたい場所がありました。ずばりプリトヴィツエ湖群国立公園。16の湖と92の滝からなる、クロアチア屈指の世界遺産です。季節によって見せる姿を変えるこの公園は、訪れる人々を1年中魅了し続けます。公園内には木道やハイキングルートが設定されており、いつどの角度から眺めても絶景です。透き通った水は驚くほどに綺麗で、カメラを構える事が楽しくて仕方ありません。春先は蕾も多くて新緑には程遠い時期ですが、気温も20度前後で散策するにはちょうど良い気候でした。持ってきたパンや果物を食べながら眺める湖群は格別です。絶景を見ながら食べると、より美味しく感じます。
ザグレブ市内には歴史を感じる建造物がいっぱいあります。これぞヨーロッパという雰囲気がありながらも、公園も沢山あるので緑も感じられます。個人的おすすめは世界一短いケーブルカーです。ケーブルカーどころか、公共交通機関として最短だそうです。因みに歩いて上り下りするよりも時間がかかります。乗車時間およそ15秒、片道料金100円程とあっという間ですが、記念に乗ってみると案外楽しいです。
