見出し画像

「総スカン」を食らった提案

総務部です。

前回はコーポレートサイトコンペまでの道のりについて書きましたが、6月頃の話なのですっかり鮮度が落ちてしまっています。そこで今回は、前回のnoteで「続きは次回に」と書いたのをあっさり朝令暮改し、一度時間を早送りして比較的最近の話をしようと思います。少しお付き合いください。

ステップ1はワイヤーフレームづくり

コーポレートサイトの制作会社がセブンデックスさん(以下セブン)に決まり、走り出しています。

セブン「まずはワイヤーフレームを作りましょう」

NCK「ワイヤーフレーム…???」

画像1

ワイヤーフレームというのは、大まかな構成を決めていくプロセスなのですが、ある程度具体的な内容にまで落とし込まないといけないそうです。

NCK「初期からこんなに細かく決めるんですか?」
セブン(すかさず)「はい。決めてください。」
NCK「うーん」・・・(まだサイトのイメージがついていないのに難題だ…)

ステップ1から高い壁が現れました。

採用ページづくりは、さらに一筋縄ではいきません。

NCK「載せたい項目は『業務内容』『社風と制度』『求める人材』『社員紹介』『募集要領』『エントリーホーム』『採用のお問い合わせ』、以上です。」

採用活動はこれまでもやっていましたから、載せる内容はすでにある。そう気楽に考えていたら、

セブン「『求める人材』の詳細に『誠実』と書いてありますが、この言葉だけで本当に学生に響きますか?」

とバッサリ。

『誠実』という、聞こえのいい言葉に違和感を持ったこともなかったのですが、確かに、我が社に必要な『誠実さ』ってなんだろう、我が社の持つ『誠実さ』を言語化すると何なんだろう。

当社の当たり前は、外の人から見たら当たり前ではないかもしれない。
言葉の定義を言語化しないと社外の人に伝わらない。

改めて向き合うことで、構成はすっかり変わってしまいました。
しかし、本当に採用したい人物像が、これまでよりクリアになったと感じます。

あっさり「総スカン」、でもウチって意外と・・・

続いて、採用における当社のPRポイントを出すように言われ、

よし、<社員同士の夫婦が7組もいる>、と得意げに提出したら、
「総スカン」を食らってしまいました。
まさに「総スカン」なのです!何と

セブン「この情報は微妙かも…。」

ですって・・・。

画像2

あまりにもショックだったので、井澤女史にも「本当に駄目ですか?」
と尋ねると「社内結婚をしたくて入社する人はいないだろうから、推しても意味がないのでは…」とこちらでもスパッと斬られてしまいました。トホホ・・・。

意気消沈しつつも、ちょっと粘ってみる私。

NCK「結婚を理由に社員が辞めないから7組もいるんですけどね。それに、旦那さんが奥さんを紹介して中途で入社した事例もあるんですよ!」

セブン「おお、それは驚きですね。それってきっと、女性が長く働きやすい環境ということですよね。」
NCK「その通りです」
セブン「では女性の働きやすさを前面に出していきましょう!」
NCK「なるほど!わかりました」

画像3

自分自身が最も気に入っていた提案が通らなかったことは正直いって悔しかったのですが、視点を変えてみると、同じ事実でも総スカンを食らった内容が長所となることに驚きです。もしかして、気にもとめていなかった部分に、当社の長所がまだまだ隠れているのかも。そう思うと、モノの見え方が変わってきますね。

私の提案は姿を変えてしまいましたが(負け惜しみ)、就職(転職)活動が身近な世代の価値観を知れましたし、結果として「いいモノ」になるのであればそれは嬉しい限りです。

コーポレートサイトのリニューアルのワークを通じて、自社の良いところが再発見されてきています。「ウチって意外と××だなぁ」という気づきがあるんです。
例えば、新入社員の入社後3年間の定着率100%って実は凄くないですか。

・・・あまり披露してしまうのももったいないので、今日はこの辺りとさせていただいて、また次回お会いしましょう。ではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?