日本ハムのオフを振り返る

オフの動きをまとめていきます

10/3 片岡、宮田、望月、谷川、高山、樋口、難波に戦力外通告

7選手に非常宣告が行われました。
片岡、宮田、望月、樋口は19年ドラフトの同期で早すぎる戦力外となってしまいました。谷川も阪神から移籍してきてわずか1年半と早い段階での戦力外が目立つ結果に。高山以外はトライアウトを受験しましたが、NPBから声はかからず全員引退することになりました。
片岡はファイターズの球団職員、宮田はゲーム配信等を行うストリーマー、望月は草野球チームに所属、谷川は阪神のバッティング投手、難波はベースボールアカデミーのコーチとして第2の人生を歩みます。(樋口と高山は不明)
全員一軍での活躍は少なかったですがこれからも応援しています。今までありがとうございました。

10/4 メネズ、ポンセ、アルカンタラと契約延長

嬉しい情報も入ってきました。
今年1年貢献してくれた3選手との契約延長。年俸はそれぞれ高くなりましたが、いち早く残留交渉をまとめたのは評価できると思います。2023年からは新球場移転で苦労を強いることになりますが何とか対応してほしいです。ポンセ結婚おめでとう。

10/18 F 渡邊諒・髙濱祐仁↔T 江越大賀・齋藤友貴哉のトレード

ドラフトを目前に控えた中での大型トレード。
直球破壊王子の愛称で親しまれた渡邉と育成から這い上がった高濱の放出。晩年の栗山政権でチームを支えてくれましたが新庄野球に適応することは出来ませんでした。2人とも持っている力は確かなので新たな環境で活躍してくれることを願います。
阪神から来た江越と齋藤はロマンの一言。
バットにさえ当たればと言われ続けた江越と160kmに迫る直球を持っていながら堀を超える弱メンタルの齋藤。
彼らのような選手が環境を変えてどうなるのか、人生を変える移籍になってほしいです。

10/20 ドラフト会議

今年のドラフト会議では計10名の指名権を獲得しました。
昨年とは違い今年は即戦力に寄りましたが非常にバランスの取れたいいドラフトになったと感じています。
加藤豪将や山口アタルなど「らしさ」も全開でしたね。
現在は鎌ヶ谷で合同自主トレに励むルーキー達。
焦らずゆっくりプロで戦う体を作ってほしいです。


10/23 コーチ陣の退団発表

金子誠コーチ、武田勝コーチ、上田佳範コーチが退団することになりました。特に悲しまれているのは金子誠コーチで中々表立った功績を残すことは叶いませんでしたが、ハム生え抜きコーチとして野手陣の育成を支えてくれました。2023年からはロッテのコーチに就任されるということでハム以外の景色を見てきてくれればと思います。

上野、柿木、長谷川凌に戦力外通告

2回目の戦力外は3選手に告げられることになりました。
柿木は長い間フォーム探しの旅がやっと形になり二軍でもいい投球を連発すると、新庄の目にも止まりようやくプロ初登板となりました。手応えを感じている中での育成落ちは辛いと思いますが復活を期待しています。上野は3年目の21歳とまだ若く育成契約が打診されましたが残念ながらオリックスへ活躍の場を移すことになりました。
令和の牛若丸と呼ばれた守備で何とか支配下登録をつかんでほしいです。長谷川はギリギリのとこで戦力外という結果に。トライアウトを受験しましたが、どこからも声はかからずファイターズのバッティング投手として再スタートすることになりました。これからもチームの一員として活躍してほしいと思います。


10/28 杉谷拳士 引退発表

ファンに愛された男もついに引退発表。ここ数年は戦力になることは出来ませんでしたが、コロナ禍の中でも持ち前の明るい性格でファンを盛り上げてくれました。ファイターズの歴史を語る上で欠かせない選手になったと思います。お疲れ様でした。

11/1 コーチ陣発表

新庄監督と黄金期を築いた森本氏や建山氏が入閣。代打の神様と呼ばれた八木裕氏や西武で多くの選手を輩出した佐藤友亮氏などコーチの新戦力も多く加わりました。多田野コーチや矢野コーチは退任する形となりましたが新たな役職で力を発揮してほしいと思います。

ロドリゲスと契約延長

この日は動きが多くロドリゲスとの契約延長も発表されました。2018年から在籍していて来年は6年目のシーズンになります。今年は太った状態でシーズンをスタートし舐めてるのかとしか思えない成績を叩き出していましたが、シーズン終盤には体を絞り成績も安定、何とか評価を取り戻す形になりました。来季は今年は働かなかった分まで投げまくってほしいと思います。



11/2 F 佐藤龍世↔L 山田遥楓のトレード

杉谷引退の余韻に浸る間もなく第2のトレードが成立しました。
移籍当初の佐藤龍世はセカンドでの出場が多く、持ち前の泥臭いプレーでハムファンの心を掴みましたが今季はサード1本での勝負。
どうしても野村のバックアップという立ち位置で二軍生活が長くなりましたが鎌ヶ谷の野手陣をよく支えてくれたと思います。西武時代から目をかけてもらっていた松井稼頭央新監督の元で再出発となりました。1年半ありがとう。
山田遥楓は本来はトレードに出される選手ではありませんが色々あってファイターズの一員に。持ち前の明るいキャラクターはファンも好印象でしょうし、強肩を活かした守備は新庄も気に入ると思います。
打撃に課題は残りますが積極性が売りのファイターズには刺さると思うので活躍に期待です。

11/5 侍ジャパン戦&杉谷引退試合

東京ドームで行われた侍ジャパンとの強化試合は満員御礼で素晴らしい試合になりました。
上沢、加藤、鈴木健が揃って被弾するなど既視感のある試合展開でしたが新加入の江越がツーベース、齋藤が158kmのストレートで被安打0など来季に期待が持てる内容だったと感じています。
杉谷拳士の最終打席は右飛に倒れましたが、最後の相手が恩師である栗山監督率いる侍ジャパン、やはり持っている男でした。

11/8 近藤健介FA宣言

あと少しでFA宣言期間も終わる…残留…と思っていた自分の心は昼にへし折られることになりました。
長年圧倒的な出塁力でチームを引っ張ってきた近藤のFA宣言は今年1年我慢してきたハムファンにとってかなり苦痛の出来事だったと思います。

11/10 F 石川亮↔B 齋藤綱記のトレード

近藤のFAから息付く暇もなく第3のトレードが発表されました。
縁の下の力持ちとしてチームを支えてくれた石川亮でしたがどうしても打力の問題をクリアすることが出来ませんでした。いくらリードで貢献しても打力でマイナスを叩き出してしまうため正捕手を掴むことは叶わず放出対象に。それでも私はいい捕手だったと思います。新人や新助っ人の初登板は石川亮に任せておけば大崩れはしないですし、持ち前のコミュ力に救われた投手も多くいたでしょう。石川がオリの投手陣をどうリードするのかファンとして楽しみにしています。
齋藤綱記は魔境ウエスタンで好成績を残していましたが、どうしても一軍では頭打ちで新天地を求めることに。地元の選手ですし今川や淺間と同じ96世代ということで同年代の仲間と切磋琢磨しながら殻を破ってくれれば嬉しいです。契約更改の情報が出ないのは何故??

 11/19 伏見寅威獲得

オリックスからFA宣言していた伏見寅威の入団が正式決定。鶴岡出戻り以来のFA選手獲得ということで初めての経験になったファンも多いと思います。
日本一を経験した捕手の加入は必ずチームにとってプラスになるはず。若手の生徒指導も是非お願いします。みんなでユニを買いましょう。

12/5 王柏融と育成契約

4年目のシーズンは過去最低の成績に終わり1度は退団した王柏融でしたが、年俸1500万で育成契約することになりました。なぜ彼ほどの選手がNPBに拘るのか分かりませんが、諦めない姿勢は尊敬の一言で何とか活躍してほしいと願うばかりです。
二軍で打てるのは証明されているので明確な違いを生み出せる選手になることを期待しています。

12/9 現役ドラフトで松岡洸希を獲得

待ちに待った現役ドラフトは驚きの結果になりました。
古川侑利投手をホークスに放出し西武から松岡洸希投手を獲得。昨年のトライアウトで新庄ビックボスの目に止まって獲得した古川をこのタイミングで放出することは想定していませんでした。難しい場面の登板も多い中でよく投げてくれました。地元九州での活躍を期待しています。
松岡はミレニアム世代のプロ4年目でソフトバンク又吉投手のような変則サイドです。基本は中継ぎになると思いますが上手くいけば先発の目もありそうです。同級生も多いですし刺激を受けてくれれば嬉しいですね。

12/12 近藤健介 ホークス移籍を決断

辛いの一言です。戦力的に苦しくなるだけでなく、ホークスという巨大戦力に新たなピースを与えてしまいました。何に不満を持っていたのかは分かりませんが、これまで共に戦ってくれてことは事実です。近藤選手の成功を祈っています。今までありがとうございました。

12/22 アリエル・マルティネス獲得

かなり早い段階で噂になっていましたがアリエル・マルティネスの獲得に成功しました。中日では年々成績がこ向上していて、まだ26歳という点を見てもいい補強になったと思います。
本人がどこまで捕手に拘りがあるか分かりませんが、DHやレフトを多くこなしてくれると嬉しいですね。

12/23 金子千尋 引退発表

ちー様も遂に引退することになりました。
18年にオリックスから加入し約4年間チームに貢献してくれました。若手に変化球の握りなど惜しみない指導を行ってくれたことは感謝しかないです。
個人的には最後の1年間を金子弌大ではなく金子千尋として過ごしてくれて良かったなと感じています。

1/11 田中正義獲得

時間がかかった近藤の人的補償ですが、遂に田中正義選手を獲得することが決定しました。
2016年のドラフト1位で5球団競合もした超逸材です。プロ入り後は怪我に泣かされていて通算0勝ではありますが持っている力は本物。新しい環境で跳ねてくれることを期待しています。
創価高校、創価大学で一緒だった池田や大学時代にしのぎを削った生田目がいることは大きいと思います。
どのような成績を残してくれるか、今から楽しみです。

総括

近藤健介の移籍が痛すぎますね
新庄監督が来年優勝を目指すと宣言した中でマイナスからのスタートとなってしまいました
しかしトレード加入組や伏見、田中正義など楽しみな新戦力が多いのも事実。昨年よりは戦えると確信しています。今年は新球場元年!全力で応援しましょう!
ここまで読んでくださった方に感謝を。ありがとうございました。

まる


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