見出し画像

【パルデアGS】コライみらいこくば

先日開催されたGSルール2の仲間大会で使用した構築を紹介します。

コライドン  176-187-135-x-120-205
バドレックス 175-x-101-217-120-222
ヤミラミ   157-95-126-x-98-70
ゴチルゼル  175-76-154-x-138-87
ゴリランダー 207-176-110-x-108-105
リザードン  154-x-98-177-105-152

概要

 DLC解禁前のパルデアGS環境の勝ちパターンとして、アストラルビット・ブリザードランス・しおふき等の強い全体技が1回通るとそのまま押し切れる展開が多いと感じていました。そして当然プレイヤーはそれらの攻撃を通さないようにパーティを構築し行動選択します。
 そこで、全体技を防ごうとしたターンに他のビッグアクションを起こすことで勝ちに向かえないかと考えました。具体的には以下になります。
(1)強力な単体攻撃技:ハイドロポンプ
(2)積み技:つるぎのまい・わるだくみ
 しかし、カイオーガのハイドロポンプは強力な代わりに外れる可能性がある、バドレックスのつるぎのまい・わるだくみは結局全体攻撃を通せないと効果が薄い、という欠点があり、あまり魅力を感じませんでした。
 他に相手の全体技を防ぐ動きに合わせて使えると強力な技がないかそれぞれのポケモンの覚える技一覧を見ていると、エスパータイプで威力120の特殊技があったので使ってみることにしました。

個別解説

・コライドン
 概要に書いたように全体技を通されると厳しいということで、天候と元々のタイプでカイオーガに強く、テラスタルするとフレアドライブではくばバドレックスを倒せるほのおテラスタルコライドンを採用しました。
 技構成はスタンダードな選択だと思います。
 持ち物はねこだましやエレキネットのストレスから解放されるおんみつマントにしました。能力ダウンを防ぐならいかくからも身を守れるクリアチャームの方が良いというのはあるのですが、ねこだましで止める前提のターンを覆せると大きく勝勢に傾くことや、ひひいろのこどうが発動していればA1段階ダウンくらいはそこまで問題にならないだろうという判断をしました。現状だとプレイアブルないかくポケモンはランドロスくらいで、そこまで数が多くないため、おんみつマントで特に困ることはありませんでした。

・バドレックス(こくばじょうのすがた)
 今回の構築のエースに当たるポケモンです。
 アストラルビットを撃てる回数が勝利に直結するため、守備的にテラスタルを使いたいと考えました。候補としてノーマル・あく・フェアリーを考えた結果、あくタイプに対しては攻撃が最大の防御になるだろうということでフェアリーテラスタル・ドレインキッスを選択しました。
 技構成についてですが、フェアリーテラスタルで使用するのであればアストラルビット・ドレインキッス・まもるは固定になると思います。そしてみらいよちは、そこまで何度も押せたわけではないですが、まもるを貫通することや、バドレックスを守らせつつ隣のサポーターが攻撃力の低いアクションをしたターンにも相手に負担をかけられるなど、今後も検討したいと思える程度には悪くない使用感でした。
 持ち物は攻撃性能を極力高めたかったのでいのちのたまにしました。ゴースト・あくタイプの攻撃は素直に受ける方が悪いのできあいのタスキは他に回した方がパーティの質が高くなると考えています。

・ヤミラミ
 隣のポケモンの生存性を飛躍的に高められるため採用。
 レイドバトルで捕まえたまま使用したためひこうテラスタルですが、なんとテラスタルしながら相手のじめんわざをアンコールして勝つという奇跡的な試合があり、アンコールを使うポケモンを無効タイプがあるテラスタイプにする利便性を感じました。
 すべての試合で先発で出し、自身はねこだましが当たらないねこだまし、まもるに対するアンコール、カイオーガに対するにほんばれ、削れた相手を押し込むためのイカサマと、いずのわざも活躍してくれました。
 グラードンの場合は最悪あめ状態でも本体の攻撃性能は変わりませんが、コライドンの場合はれ状態かそれ以外かでかなり性能が変わってくるため、コライドン入りのパーティでは手動ではれ状態にできる手段は必須と感じています。

・ゴチルゼル
 一度も選出しなかったため使用感は不明です。
 採用時に考えていたこととしては、はれ状態でカイオーガをキャッチしたい、バドレックスを受けに出てきたあくタイプのポケモンを捕まえてコライドンで倒したい、などがありました。
 役割の領域がヤミラミと重なりすぎていたので、トリックルーム対策になるポケモンに入れ替えたいと感じています。

・ゴリランダー
 DLC前環境のねこだまし要員としてはテツノカイナとツートップの単体性能を持っており、特にあくタイプの攻撃を自然と採用できる点からGS環境ではぜひ採用したいと考えているため今回も採用しました。
 これまではイカサマダイス+タネマシンガンのくさテラスタル型を使用していましたが、今回はみらいよちを残してバドレックスを交代させたり、天候の取り合いをしたりで入れ替えが多くなると考え、後出しで攻撃を受けやすくなるとつげきチョッキを選択しました。また、23年8月の環境でははくばバドレックスのテラスタイプはみずが主流なため、相手の攻撃を受けながら反撃ができるみずテラスタルとしました。
 技構成はチョッキ型ではスタンダードな選択だと思います。
 パーティ全体の改善点として、グラスフィールドがあるにも関わらずHPが16n-1になっているポケモンが多いので、配分を改めた方が良いです。

・リザードン
 強力な全体技を1回通せれば、という要件を一般枠で満たせる貴重なポケモンです。ほのおテラスタルまですると、ダブルダメージのねっぷうで4振りのこくばバドレックスが確定1発になり、ブラストバーンともなると半減のコライドンすら倒せてしまいます。
 当然こくばバドレックスを抜きたいのでスカーフを持たせました。リザードンを守らせたいと思う場面は全く存在せず、わざを変えられないことで困ることもありませんでした。
 技構成はほのおタイプに偏重していますが、エアスラッシュは押させられている時点で敗色濃厚なため、命中安定わざとしてかえんほうしゃを採用した方がまだマシな気がします。

選出

先:バドレックス+ヤミラミ
後:コライドン+リザードンorゴリランダー
 以外の選出をする機会がなかったため不明。
先:バドレックス+ゴリランダー
後:コライドン+リザードン
 の組み合わせや、先発にコライドンのパターンも戦えると思います。
 ヤミラミは出せないけどゴチルゼルなら出せる、という相手が思いつかず、出せるならヤミラミを出すため実質5匹のパーティとなっていました。

まとめ

 相手の全体技を防ぎ、自分の大きな行動を通す、というダブルバトルの基本に立ち返ったプレイングができるパーティで使用感はよかったです。
 みらいよちというわざについて知見を深めることができ、バドレックスに覚えさせるわざとして十分選択肢に入り得るという結果を得られたのは有意義でした。
 ちなみに概要に書いている構築経緯は全て嘘で、ミュウツーをどうにか使えないか苦心した結果みらいよちを使おうとしたところバドレックスも覚えることが判明したため落涙しながらミュウツーを解雇しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?