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コジコジ役 あおきさやかさん 次郎役 高乃麗さん コジコジインタビュー

本日12月27日(火)、サウンド付き新作LINEスタンプ「楽しくおしゃべり!コジコジ&次郎」が発売になりました。今回、日アニnote編集部では、アフレコに立ち合い、声優のコジコジ役・あおきさやかさん、次郎役・高乃麗(たかのうらら)さんに、貴重なお話を伺いました。

ー今日はアフレコお疲れ様でした!

「コジコジ」という作品が、また、こうして、コジコジと次郎が、再会し、いきいきと活躍しているのですが、「コジコジ」という作品への想い、好きなセリフやシーン、お話があったら教えてください。また、アニメ「コジコジ」放送当時のアフレコの際に努力したことなどもぜひお聞きしたいです。

高乃さん:
「私はですね、あれですね、好きなセリフは、あの、もうすごい、名作、すごい名作中の名作、次郎はいつまでもずっとこのまま次郎じゃ困るんだよって、母ちゃんにののしられた、あれがもう最高ですね。コジコジが、いろいろ、これからもずっとコジコジだよ、って言うのに感銘を受けたというところも好きだし、次郎は次郎だよ、って言ったらぶん殴られるっていうね。母ちゃんに思いっきり、鼻血を流すくらい、ぶん殴られる。いつまでも次郎じゃ困るんだよ、って言うのが最高ですね、あのキレッキレのやつがね。(アニメ第1話「コジコジはコジコジ」)
もう、言い出すときりがないんですが、あれ(アニメ第5話「手紙を書こう」)も大好きです。宇宙とは、っていう、荒井注と宇野千代のって言う。だって、最高すぎて。これ、子供に見せるやつだよね、誰も知らなくない?!みたいなやつで、あの時はもう衝撃でしたね。随所に衝撃を受ける名言がたくさんあって、かなり哲学ですよね。なんか笑っちゃうんだけど、考えると深い。七夕のコジコジが書いた「みんなげんき」って言うのも、なんかこう、今もう一回見返すと、確かにそうだよな、それ以上のことはないよなって思ったりもして、なんかすごい哲学があるなって思いました。(アニメ第37話「おりひめとひこぼし」)


あおきさん:
私の方は、「コジコジ」という作品がアニメデビューでもあったので、本当に、本当にもう、ド新人が麗さん含め、いろんな方に助けて頂いて。緊張の第一話だったって言うのがやはり思い出深いんですけど、「コジコジはコジコジだよ」と言うセリフのイントネーションを最初間違ってたんですよね。「コジコジ(コ↑ジ↓コ↑ジ↓)」って覚えてきてしまって。それを直すのにてんぱってたな…というのが記憶にあります。好きなセリフは、全部って言っちゃってもいいんだろうとは思うんですけど、先ほど、麗さんが言ってたのは(アニメ第5話「手紙を書こう」)、宇宙のお父さんとお母さんにお手紙を書くって言う話だったので、「コジコジはげんき」っていうあの一言にコジコジのいろんな思いが詰まってるのにギュっとされて。かわいい~と思って。最終的にそれを次郎君に一生懸命伝えたら、荒井注と宇野千代が出てきてちゃって。その手前もすごいんですよね。「う、う、うんち!」って確か次郎が言ってるんですよね。その辺も、笑いと心をぎゅっと掴む哲学が相まった感じがすごく良くて。悪者であるスージーとブヒブヒの事をコジコジは何の目線の違いもなく、同じように見ていて、みんなが何を言っていても一緒に山に登ったりするお話があるんですよ。(アニメ第12話「メルヘンの国の悪者達」)あれなんかもすごく楽しいですし。三日月の夜、変身して美人姉妹になったスージーたちも、TARAKOさんと麗さんが演じていたりして、「お~~~!いつもと全然違う!」と感動したり、楽しい作品だったなと思います。(第38話「三日月の夜の美女のナゾ」)

高乃さん:
実は私、途中結構ブレブレで。世代的にも、色んなものに振り回された時代だったんですよ。「ちょっとクレヨンしんちゃんっぽいんじゃない?」っていう事を言われたり。だんだん時代を経ると少しずつしゃべりっていうか、トーンみたいなもの変わってきて、他のキャストと似た感じになったり。「ちょっと寄ってきちゃったかな」って思った時に微調整したタイミングがあって。その時は「やばい、やばい、似てっちゃう!」って微調整したんだけど、今思うとしない方が良かったなって思ったり。ただ長い時間の中でそれもまた面白いかと思ったり。人も変わったり、声も変わったりって考えると、それはそれとして歴史の中で楽しかったかなとは思います。でもなかなか試行錯誤して悩んだ作品でした。

あの口がね、次郎の。普通の口じゃなくてくちばしなので、そのしゃべりがね。「こうしゃべるのってどうなのかな?」って、こういう口を試してみて(口をとんがらせて)、そこから生まれたというのもあるんですよね。

あおきさん:
大抵、次郎のマネする人もあの口になっていますもんね(笑)!

ーあおきさんは、当時のアフレコの際に努力したことなどありますか?

あおきさん:
私はデビュー作だったので、最初の何話かは無我夢中でした。とにかくマイクの前でしゃべることに必死だったのですが、途中から音響監督さんに「次郎君と話すな」って言われるようになったんですよ。次郎君の話を全然聞いていないのが天然で良かったのに、慣れてきて、会話を始めちゃったと。周りの言ってることが聞こえ始めちゃって。普通の現場だったら、ちゃんと芝居として相手と会話しろって言われるんですけど、会話をしないでくれって(笑)一度聞こえるようになったら、聞こえなくするのがすごく難しくって。そこが難しかったかな。麗さんが言っていたように、途中から変遷していって落ち着いていく時間が私にもあったような気がします。100話という長い作品だったからこその醍醐味だったんじゃないのかな。

ー「コジコジ」のアフレコの時から今でもまだ交流のある声優さんはいらっしゃいますか?

あおきさん:
麗さんとはちょこちょこお会いしています。年賀状やメールでやり取りがあるのも「コジコジ」の声優さんが多いですね。デビュー作だったというのもあり、いろんな方といまだに交流しています。

高乃さん:
カメ吉の上別府仁資(びふ ひとし)さんと同じ事務所ですし、コロ助の石塚堅(いしづか かたし)くんとも時々お酒飲むし、いろんなところへ行ったりしていますね。

ー作品の中でもつるんでるキャラクター達ですね(笑)

高乃さん:
あとは、TARAKOさん主宰の演劇集団WAKUとお芝居させていただいたりもしているので、交流があったりしますね。コジコジ万博に行った時も、TARAKOさんが演じたスージーが色々なところに出てきたので、写真を撮って、TARAKOさんに送ったりしていました。
「ありがとう」って返信があったりしましたよ(笑)
なんかも現場で会うと、「あ~久しぶり~あの頃は~」なんて話したりしますね。私は結構お酒を飲みに行く仲間たちが多いです。

ー今回のスタンプのイラストを見ての感想、おすすめスタンプ、個人的に使いたいスタンプなどをお聞かせください。

高乃さん:
前に作ったスタンプ結構使ってます。(しゃべる!さくらももこ劇場コジコジスタンプ)はまるタイミングがなかなか難しいんですけど、これきた、ってときは使っています。コジコジロスの時はただ声を聞くっていうのにもいいですね(笑)

そう言えば、先日、下北沢でお芝居をしていたのですが、駅で見かけた若者がギターケースに次郎のマスコットをつけてくれていて「若者よ、いいぞいいぞ!」って思いました!若い方も使ってくださっているとうれしいですね。

あおきさん:
今回のスタンプのイラストは、デフォルメされていてかわいいなって思います。使いやすいと言えば、「おはよう」「おやすみ」は使うし、何か食べた時に写真と一緒に「おいしいなもぐもぐ」を使ったり。次郎君の「やっほー」はお疲れさまみたいに、文章を送る前にあいさつとして送ります。


高乃さん:
次郎の「やっほー」は「やっほー」じゃねえよ、って突っ込んでほしい感じですね、遅刻したときなんかに(笑)!「OKです」も。「OKじゃねえよ」、って(笑)

あおきさん:
「OKです」も「よろしく」もリアクションとして使いやすい!
次郎君の「笑」も使いやすいと思います。

前のボイス付きスタンプの時も、人に送ったら、「え、出てるの?知らなかった、私も使うね」って言ってくれたりしました。今回も使います!

ーTVCMに登場・コジコジ万博開催・サウンド付きスタンプ第2弾など、令和の時代に、コジコジの活躍ぶりを見ていかがですか?

高乃さん:
さくらももこさんがどんな風に思われたか、お聞きしたかったですね。コジコジ万博で「まるちゃんが大きくなったらコジコジを描く」っていうお話の原稿を読んで、もうなんか、泣きそうなくらい感動してしまって。ああ、そうか、そういう世界観か、って。
さくら先生と言えば、「ちびまる子ちゃん」と「コジコジ」ですよね。なんだけど、2つの作品の圧倒的な違いみたいなもの、さくら先生は本当の世界、哲学じゃないけど、生き方だったり、考え方だったり世界はこうあってほしい、と言う作品ですよね、「コジコジ」は。ものすごい作品に関わらせてもらってうれしく思いました。

あおきさん:
あったかくて大きい作品ですよね。まだそれが、現在進行形っていうのがうれしいなって思いますね。今年に入って、反響がありました。ツイッターのフォロワーさんもものすごい増えました。周りのアニメを見ない方からも、CM見たよ!と連絡をもらったりもしました。
来年も活躍していってほしいなって思います!

ー最後にすみません!先ほど、詳しく聞きそびれてしまったのですが、高乃さんは、スージーの妹のデイジーの声もされていたんですね!それがちょっとびっくりです。
変身前と変身後のギャップがすごいですね。全然別の方がされているのかと思っていました…!だまされまくりです(笑)

高乃さん:
悪態付きまくりから、きれいになったバージョンではクラシック聞いて詩を読んじゃいますからね。声優は信用できませんね(笑)

あおきさん:
スタジオ内も、おおお!って驚いていましたね。さっきまであんなに罵り合っていたのに、急にきれいになって、声と表現の変わりように・・・あぁ、先輩ってすごいって思って。

高乃さん:
さくら先生があんな設定・キャラクターを考えたのがすごいですよね、
さくら先生の中に何かがあったんでしょうね(笑)さくら先生も月夜の晩には豹変したりして。そういうことも考えると、お会いした時にもっとお話を聞きかったなって思います。

ーこの活躍を見て頂ければ良かったなと本当に思いますね。

あおきさやかさん、高乃麗さん、貴重なお話を聞かせて頂き、ありがとうございました!

【LINEサウンド付きスタンプ「楽しくおしゃべり!コジコジ&次郎」】
ふんわりやさしいタッチのコジコジと次郎が楽しくおしゃべり🎵さくらももこ原作『コジコジ』のボイス付きスタンプ第2弾が登場!トークを楽しく盛り上げよう!


【スタンプ概要】
・対応機種:Android™、iOS対応端末
・販売価格:100LINEコイン/250円(24スタンプ入り)
「LINE」アプリ内スタンプショップまたは「LINE STORE」で!

https://line.me/S/sticker/27311


※参考
アニメ第1話「コジコジはコジコジ」https://youtu.be/c0cCo4Djz9o
アニメ第5話「手紙を書こう」https://www.youtube.com/watch?v=0u1TteGjwIk
アニメ第37話「おりひめとひこぼし」https://youtu.be/ji5R_fZDJ1s
アニメ第38話「三日月の夜の美女のナゾ」https://youtu.be/F_EKyx5Z424
アニメ第27話「スージーの生活」https://youtu.be/1NGpSfARuYs

【LINEスタンプ「しゃべる!さくらももこ劇場コジコジ」】
・スタンプショップURL

・対応機種: Android™、iOS対応端末
・販売価格: 240円(100コイン)※24スタンプ入り

・あおきさやかさんTwitter
https://twitter.com/sayaka_aoki1019

聞き手:miho nishikata

©NIPPON ANIMATION CO., LTD.

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