「大丈夫」って思いたい

「大丈夫」って思いたい

そう書いたメモを見つけて、数ヶ月前の自分の言葉なのにどきっとしてしまった。

たしか大学時代に、「大丈夫」という言葉に説得力のあるひとになりたいな、と思った。
このひとに「大丈夫」って言われたらきっとほんとうに大丈夫だ、と相手が思えるようなひとになりたいな、と。

ひとにしてあげたいことは、ほんとうは自分が求めてること、というよくある話だけど、まずは自分が「大丈夫」と思えてないと、ひとに伝わる言葉として言えないのだと思う。
自分が「大丈夫だよ」と言われたとき、ほっとして肩の力が抜けてじんわりあたたかなエネルギーが湧いてくることもあれば、正直、無責任だと思うこともある。
優しくて耳障りが良い言葉って、適当に使うと相手を傷つけたり壁をつくられたりしてしまうこともある。怖い。

「大丈夫」という言葉に、ポケットの中のホッカイロみたいな、眠れない夜のホットミルクみたいな、寒い雨の日に帰宅したら沸かしてくれてたお風呂みたいな、じんわりとしたあたたかさが宿るようなひとになりたい。

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