『D.P.-脱走兵追跡官-』シーズン2 夏休み後半お勧めNo.1韓国ドラマ
みんな大好き(わたしのまわり調べ)チョン・ヘインくん。
韓国ドラマ歴23年。この子はブレークすると直感が働く俳優(韓国)に時々出会います。
チョン・へインもその一人。
『トッケビ』(2016年)にキム・ゴウン演じる主人公の初恋の先輩役で登場したときは(出番はすごく少なかった)、ソファーでダラけた姿勢を思わず正してしまいました。
その後、『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』(2018年)で大ブレークしたのはご存じのとおり。
世の女性を虜にした笑顔を封印して、チョン・へインが俳優として幅を広げたのが『D.P.-脱走兵追跡官-』シーズン1(2021年)。
このドラマの魅力は何と言ってもチョン・へインとク・ギョファンのバティです。
チョン・へインの主演らしい直球の演技、ただそれだけだとテーマがテーマだけに重すぎてしまうところを、ク・ギョファン演じるホヨルのチャラさが軽くて、バランスが取れています。
ここからは軽くネタバレあり
縦社会の最たる組織、軍隊。体育会系体質でも辛い組織であると思うのに、インドア派のオタク気質には軽く見積もっても、辛いの3乗はあると思う。そして、マッチョ組織ではもれなくオタクはいじめられ、生き地獄の生活を送ることになるのです。
そして、悲劇が起こります。
余談ですが、わたしはこの体育会系の縦社会が全く肌に合いません。女子スポーツのスポコンの極みバレーボールをスポーツ少年団ですぐさま脱落。テニスに転向した経歴があります(個人競技が合っていた)。
だので、徴兵義務のある韓国男性には何とも言えない感情を抱かずにはいられません。
職場の韓国人エンジニアYさんの兵役の話を少し書いています。
如月アワード 最優秀助演男優・女優賞を勝手に発表!
シーズン1が大ヒットしたせいか、シーズン2はより出演陣が豪華です。脇役も申し分がなく、韓国ドラマオタク大満足。
今、韓国で最も旬な俳優のひとりソン・ソック。
ドラマ終盤、裁判での証言のシーンでは思わず聞き入ってしまいました。
そんなソン・ソックを抑えて受賞はこの方。
最優秀助演男優賞は・・・
チョン・ソギュンです。
『D.P』シーズン2はチ・ジニが悪役を務めることが話題になっていたんです。チ・ジニの悪役は新鮮だったのですが、残念ながら目が怖くないのです。嫌な奴止まりで終わっていて、凄みがありませんでした。
そんな悪役の穴を埋めたのがチョン・ソギュン。
チョン・ソギュンの存在なしでは『D.P』シーズン2は物足りなかったでしょう。彼が登場するたびにハラハラドキドキでした。
最優秀助演女優賞は・・・
ファン・ジョンミンです。
銃乱射事件を起こしてしまうキム・ルリの母親を演じました。虐げられた立場を演じて右に出る者なし。
法廷シーンでは犯罪者の母親として、説得力のある演技でした。救いもありました。
『離婚弁護士シン・ソンハン』(2023年)の姑にイビリ倒される嫁役では、インパクトを「これでもか!」というくらいに与えて頂きました。
ごちそうさまでした。
映画のようなドラマです
カメラワークや照明、行間を読まなけらばならない演出は映画の趣があります。
シーズン1を観ずに、シーズン2を観るのは厳しいかもしれません。
全6話で1話60分弱ですし、メッセージ性はありますがエンターテイメント作品としてとても面白いです。
エンドロールも最後まで必ず観て下さいね。
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