好きなドラマたち&時をかけるな、恋人たち


私のドラマ遍歴


かれこれ10年以上、常に毎期なにがしかのドラマを視聴している。
先ずぱっと思いつく好きな作品を挙げると、以下の通り。

①怪奇恋愛作戦
②結婚できない男 シリーズ
③時効警察 シリーズ
④美しい彼 シリーズ
⑤おっさんずラブ シリーズ
⑥チェリまほ
⑦勇者ヨシヒコ シリーズ
⑧来世ではちゃんとします シリーズ
⑨まほろ駅前多田便利軒 シリーズ
⑩恋のツキ
⑪恋する母たち

ざっと見ると、演者の共通性(①・③)、ジャンルの共通性(④~⑥)、オンエア時間帯・チャンネルの共通性(基本深夜、30分ドラマ、テレビ東京多め)はすぐに見れとれる。

また内容的な面で言えば、登場人物が皆、中身はそれぞれだが所謂"普通であること"よりは、不器用さ・生きづらさを抱えながらも"自分たちにとっての幸せ"を追求している人物像であることが多くて、そこに自己投影もしつつ、はまっているのだと思う。

あと、特にテレビ東京深夜ドラマ ドラマ24枠は、映画監督、劇作家の方々による作品が多い。で、そうすると作品そのものは勿論、音楽やキャストのチョイスも最高!となり、まるっと全て好きになってしまうという状況に陥ってしまう。『怪奇恋愛作戦』はまさにその真骨頂で、OPは女王蜂、EDは電気グルーヴ、そしてレギュラーキャストにかもめんたる… 悉く私の好みを突いてきており私にとっては最強の作品である(LINEスタンプも購入済)。

今期優勝、『時をかけるな、恋人たち』


そんな中今期視聴した/しているのは、以下3作品。
1. 時をかけるな、恋人たち
2. 秘密をもった少年たち
3. 君には届かない。

2.はアヴちゃんプロデュースの龍宮城の作品、
3.は数か月前に鑑賞の美しい彼 エターナルで印象に残った前田挙太郎さん(しかもハロメンたるビヨの前田こころさんのお兄様…?!)が主演の作品
…であったことがきっかけでの視聴。
対して1.時をかけるな、恋人たち については純粋に前情報なしに鑑賞しはじめたのだが、こちらが私的今期優勝作品となった。

何に惹かれているのだろう、と整理すると、まずは翔はじめ、未来人たちに愛らしさを感じているからだと思う。未来人故?と頑張れば整理しきれる挙動不振さを持ちつつ、でも例えば翔が廻へ抱く「可愛い」という感情やジェラシーは人類普遍なものなわけで、それらを持ち合わせているところというか、しっかりと人間臭いところが良い。何というか、キャラクターが皆生き生きしているというか血が通っている感じがする。
あと、毎話登場するカップルのエピソード含め、ストーリーが兎に角全部面白い。廻がつじつまを合わせることで時代を超えたカップルの想いが成就する、という基本構造なので、理屈っぽい私にとってはしっかり腹落ちしてすっきりと鑑賞できてしまう。笑 そしてED中に後日譚や伏線回収を持ってくるという流れもおしゃれで益々好き!となってしまう。

…そういう訳でかなり好きになってしまったので、恒例の調査を試みたところ、演劇集団 ヨーロッパ企画の上田さんによるドラマ作品とのこと。
(中学生から大好きなゴッドタンの各種演劇企画で初めてお名前を知り、佐久間さんのラジオでの対談は視聴済です…(知ったきっかけが演劇から、という順当なものでないのは百も承知です…))
…で、諸々納得。
前述の「キャラクターの血の通っている感」も、二次元作品の実写化でなく、演劇、すなわち生身の人間の動く作品を手掛けられている方による作品ならではの三次元感故だったのでは??と仮説を立ててみる。
そして改めて上田さんの手掛けられた作品を調べたら、大好きなアニメ『四畳半神話大系』の脚本等も手掛けられていたとのことで…(※EDのやくしまるえつこ×砂原良徳 の曲が最高)あと、かもめんたるのお2人ともそれぞれの公演等にて関りがある模様…
落ち着いたら、演劇を観に行ってみたいな。

おわりに


表層的にぱっと共通項がわからない好きなものと好きなものが実は繋がっていると知った時、とてつもない感動を覚えるのですが、いまいちこの想いに共感をしてもらったことがない。何かこういった感情が定義された心理学用語はないのかな…。
まあ、分かち合えなくても、楽しいものは楽しいので、「好き!」という己の直感これからも大切にしつつ、ドラマ鑑賞を楽しんでいきたいと改めて感じた次第。