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理想の上司とは?~PICUの植野Dr コウノトリの今橋Drを見て感じたこと~


PICUの描く雰囲気が時々コウノドリの描いていた世界観と重なると感じることがある。
2つの医療ドラマに共通しているのは、小児をテーマとしているところであるがそのなかで医療の限界や厳しい現実を隠すことなく表現していること
従事している医師や看護師がその中で真摯に患者や家族と向き合い治療を行っているところだと思う。
 
その中でもPICUの植野Dr(安田 顕)、コウノドリの今橋Dr(大森 南朋)は理想の医師であると同時に理想の上司として描かれていると思う。
 
理想の上司
①仕事面で尊敬できる
②部下の成長を考えてくれる
③評価が公平(公正)である
④感情的でない 
 
この二人の上司は、まず小児科医として技量があり、部下を見守り適切な場面でアドバイスをすることができる(ときに厳しい助言もする)
スタッフを公平に扱い、多職種とも連携できている
そして、感情的にならず落ち着いている
 
理想の上司の条件にはあがらないかもしれないが、私は「声」を」あげたい。
この二人の「声」。
ゆっくりと、比較的低い声。伝えるときにきちんと目を見ることで、相手に「伝えよう」という意思が感じられる。
理想の上司(女性編)にもあがる天海祐希も、そういえば比較的声が低い。
ドラマ「エルピス」の第2話で浅川恵那(長澤まさみ)が、岸本拓郎(眞栄田 郷敦)に対して、「いい人間になれば、勝手にいい声になるんだよ。」と語るシーンがある。
上司の役割は「管理職」ではなく「支援職」と言われることもあるが、言い得て妙だ。

そういえば、前回の男子バスケットボールのワールドカップで、自力でパリ五輪への切符を手にした日本男子バスケチーム。このチームを導いたトム・ホーバス監督については、様々な記事が書かれているが、それぞれに役割を明確にして、日本人の特性と長所を生かしたバスケを組み立てたらしい。
 
やっぱり「支援力」が鍵なのかもしれない。
 

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