1 + 1 = ???

 あたまの中で考えていることを言葉として発するのはとても難しい。
でも文章として書くと滑らかにスラスラとつながってくれる。それはとても不思議なことだ。

 計算の最初は1+1=2から始まることが多い。
初めて算数を習う子なら答えは 2 で合っている。そう、2で正解なのだ。いいえ、2が正解なのだ。2以外の答えは間違いなのだ。

 じゃぁ、2以外の答えがあるかと問われたとき、あなたはなんと答える?
大人になると1+1には2以外の答えがたくさんあることに気づく。しかし今まで見たり聞いたり、会話してきた人たちのなかには2以外の答えを必要としない人もいることを知った。


 あたまが固い人は 1+1=2 の模範解答がひとつあるだけで完結する。それ以外の答えはない。これは完璧な普通の人だ。

 あたまが柔らかい人は 1+1=2~無限大数までのふたつ以上の数字と言葉という、ふたつのことを答えとして出してくる。

 あたまの中身が溶けているひとは 1+1=1以上の数字と現在進行形の自然現象という、数字と現実でおきている事実を答えとして導き出してくるだろう。

 あたまの中身が3次元と4次元を行ったり来たりしている人は 1+1=1以上の数字と、1以上の個数が生産されたあとから、ー1以上の個数へ進む事実、そこからさらに+1以上の個数へ進んでいく過程を、時間と空間を絡めて答える。

 あたまの中身が4次元以上の人は、きっとIQ200以上の人だから私には理解できないことを答える。

 私のあたまの中身は、溶けている人~3次元から3.3次元あたりを行ったり来たりしているレベルだと思う。1以上の生産とー1以上へ進む理由とさらに+1以上になる理由を理論ではなく感覚的なもので理解できるから。それ以上は無理だ。

                           おわり

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