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ネガティブバイアスについて

これも、当たり前のことだけれど、シェアさせてください。

人類は、生き残るために、
危険予測能力を発達させてきました。

それが、身の回りの安全が脅かされるような、原始的な時代ならば、慎重さは役立つ能力のひとつとなったと思います。

たとえば、あそこで、オオカミが出るかもしれないと不安を抱くことにより、
人は対策を取ります。


これが、やたら前向きで、
いやあ、行けるっしょ。行っちゃおうぜ。
みたいな人類の遺伝子は、たぶん、淘汰されてきたのではないでしょうか。
危険予測できなければ、滅んでいく時代だったら。

ネガティブバイアスは、必要な能力だった。だけど、現代人は命を物理的に危険に晒す機会が減った。

能力は、でも、備わっている。

ネガティブバイアスの能力は、
交感神経を優位にして、
今この危険な状況から
逃走するか、闘争するか、という行動を取るため、身体を、戦い能力に集中させます。交感神経が優位となり、その他の脳活動はシャットダウンさせるのです。


この、能力により、様々な危機を回避することができるけれど、

現代人に当てはめると、本当の意味で使うことは限られているよね。


だけど、ストレスは複雑化し、命は危険に晒されていなくても、ネガティブバイアスは発動されている。

たとえば、人の悪いところを探したりします。

これは一種の危険予測的な脳の使い方で、
ネットの誹謗中傷もそうかもしれません。
ネガティブバイアスで、脳を使っていると、闘争か、逃走している状態になりやすく、
生き残るための脳の活動になるわけです。

すると、たぶん、幸せとか、生き残るのに関係のないことは、感じにくくなるのではないでしょうか。


今日のお話は、本の内容は、あっさりとしていたので

私の主観の説明がかなり入っています。お気をつけください。笑。


ネガティブバイアスに、人は傾いている。だから、地球で生き残ってこれた。現代人はその能力を社会的ストレスに使っている。
それを意識して、ネガティブバイアスをコントロールすることで、
幸せを感じる脳になるということではないでしょうか。


交感神経と反対の、副交感神経は、リラックスの状態で、人はリラックスしていると、免疫機能、消化機能、排泄機能が高まります。

つまり、リラックスしている状態の方が幸せに近く、身体から脳をコントロールすることも可能なのではないかと思います。
つまり、鍼灸です。笑。

患者さんが、はあ、極楽ですー。と、よく、言ってくださるのですが、
はあ、極楽ですー。の状況を作ることが、大事なことですよね。
ネガティブバイアスをおやすみして、今は、身体の回復機能にスイッチを入れる。


このような考えは、私の中では言い尽くされた内容として、あまり、おもしろみもありません。




一つ、学びとなることは、
ネガティブバイアスと誹謗中傷が関係あるということですね。

誹謗中傷が許せない、悪いこと、と感じるよりも、より、原始的な脳の使い方をしている方だなあ。という、少し離れた距離から天体を観測するように、望遠鏡を通して眺めることができます。

また、これからの生き方は、ネガティブバイアス主体よりも、ネガティブバイアスコントロールができたほうが、幸せになりやすいということですね。

私はなんだかんだ、ネガティブバイアスは、人間にとって、なくてはならない能力だと思っています。

うまく、付き合うことを意識するのが大事ですね。



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