文章、はじめました

はじめまして。Non.です。
読み方は普通に”のん”です。

母であり、妻であり、心理士です。
長男(2)と次男(0)と夫(35)がいます。
（わたしは(32)）

臨床心理士と公認心理師という資格を持っていて、
普段は心療内科のクリニックで週1－2日勤務していたり、
産業分野に顔を出したりしていました。

夫が海外赴任することになり、秋から家族で帯同する予定です。
精神をすり減らしながらも割と楽しく過ごしています。

noteを始めたきっかけ

生きていく中でいろいろと思うところが溢れてきたので、
思い切って文章を始めてみることにしました。
ちなみに、文章を書くのは得意ではありません。

きっと今って人生の節目なんだろうな、と
ふとした時に感じることがあります。

人生の節目、と言われる機会っていろいろありますよね。

わたしの場合は、結婚が一つの節目でした。
もう少し言うと、結婚するまでずっと実家暮らしだったので、
結婚そのものというより家を出る、親元を離れるという部分が節目と感じる所以です。

もちろん、心理士として働き始めたときも節目ではあったのですが、
ようやくやりたいことがやれるぞ〜！という気持ちで、
節目というよりはステップアップ感が強いです。

…言葉って難しいですよね。
同じ言葉でも受け手によって違うニュアンスを持たせるから、自分の感覚を伝えたいときは、ちゃんと定義しないといけない。

わたしの中で、節目は横軸、ステップアップは縦軸です。
もう少し言うと、横軸は他者を巻き込み、縦軸は個人に留まります。

結婚はステップアップというより、
人生のレールを切り替えた横シフト。
夫を自分の人生に巻き込んだ、
夫の人生に自分が望んで巻き込まれた、
みたいな感じです。

で、これまでの自分の人生って、
どうしたら自分がやりたいことをやっていけるかという
欲望を突き詰めてきた感じなのですが

気付いたら社会人になっていて、
気付いたら妻という役割を得ていて、
気付いたら母という役割も得ていて、
"わたし"の割合が相対的に減っていきました。
それから、欲しくて手に入れた心理士という役割が
新しい役割に押し潰されないよう必死に守るようになりました。

次第にやりたいことをやることが贅沢に感じ、
今やっていることを維持することが最優先になっていました。

自分だけではどうにもならない現状や他者からの影響を受けて自分の動きを変えざるを得ないことが急に増えて
役割の変化や移り変わりに心がついていけず、圧倒されてしまったんだと思います。

わたしはもう自分の思う通りには生きられない。
いつしか、こんな気持ちにズブズブ沈んでいきました。

悪いことは起きていないけど、自分の中で何かやりたいことをやるには、あれもこれもクリアしなくてはならない。

そこまでしてやりたいことってなんだっけ。
そんな労力割くくらいならやらなくてもいいんじゃない。

そんな思いが積み重なって、気付いたらやりたいことが分からなくなりました。

ようやく題目のアンサーになりますが、わたしがnoteを始めたきっかけは自分の思いを取り戻したいからです。


今って自分一人だった世界線から
周りがあっての自分という世界線にシフトする時期なんだろうな、と。　
(こう書いてみると、えっ今さら…感が否めないですが(笑))

周りあっての自分ってどういうことかと言うと、
たとえば、周りに子ども達がいると、母としての自分が生まれるわけで。
わたし、母歴２年なんです。
まだ母としての自分に慣れていないんですよね。
だから不和が起きる。

母としては次男を産んでから"キツイ"時間が増え、理由の分からないしんどさを抱えながら過ごしていたら、
産後2-3ヶ月頃にプチ産後うつになりました。
（これについては、後日まとめて書きたい）

妻としても同様で。
赴任に帯同して海外生活を送ることは、自分が望んだものではないです。
自分としては、次男が１歳になる頃には本格的に仕事復帰したいな、
こんな領域でこんなこと学んでいきたいな、とイメージを持っていました。
それが崩れました。
感覚的には夫に崩されました。

といっても、
別に海外嫌いじゃないし、むしろ東南アジアって好きだし。
海外生活体験ができることは楽しみだし。
広い家に住めるし、語学学ぶ機会になるし。
と、ポジティブな要素はあるわけです。

被害感に飲まれると、このあたりが見えなくなる。
妻としての自分が損している気になるんです。

役割は担わないといけないんだけど、
それって自分を捨てなきゃいけないこととはイコールでないよね。
この気持ちを濃くしたい。
そのためには、役割飲み込まれてる自分自身をもう一度思い起こす必要があると思うのです。

アウトプットをする、言葉を紡ぐ作業をするには、
自分の中にある思考や感情を糸のように手繰り寄せ
形にしていく必要があります。
この過程が今の自分にとって大事なのではないかな、と
なんとなく感じています。

後から内容を見返したときに、
そうそう、こんなこと思っていたわ～って
懐かしめるようになったらいいなと思っています。