効力感という人工甘味料
経験世界だけ見てると感じられないが、
無とか非存在を知ると
問題と思しきすべては無効になる。
経験世界と無を合わせて涅槃。
無に対してアプローチする手段はない。
営み全体の内、
経験世界という極々小さな絵柄の上で
人はあれがこれができたと思って踊っている。
己の小ささを理解した上でやっているならよし。
馬鹿騒ぎしたい時だってあるわ。
自分の力だと思い込むのは馬鹿げている。
「効力感」なんていう概念、もちろん人工、
が人々の思い込みによって力を宿した。
「あれは俺がやった」「俺ならできる」違う。
そういうのを執着心と言うんだ。
効力感という人工甘味料を摂り過ぎたせいで
自我が肥えてしまった。
元来、自我だって人工だべ。
思い込みが新たな思い込みによってこびりつく。
デトックスした方がいいべ。
幸い、思い込んだのが自分なんだから
今ある自分の知恵で中和できるだわ。ファイト。
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