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深夜の快活で思うこと。


快活にみる日本急落

定期的に小倉に来る。たいてい駅近くの快活を利用するのだが、そこで他では見ない張り紙を見た。
「ブランケットをバスタオル代わりに使わないでください」という旨の注意書きである。
そんなことする人いんのか?と。人間ないとなるとそこまでするか。
一応洗っているだろうがそこまで綺麗ではないであろうブランケットで体を拭く誰かを想像すると悲しくなった。
確かにここの店舗は以前はタオル使い放題でバスタオルを無料で提供していた。
コロナ禍に入ってからぐらいかいつの間にかバスタオルの提供がなくなっていた。
もちろん店内でタオルは売っているし、近くにはダイソーもある。
100円、200円のタオルも買えない。
もったいないと思うのが今の日本人なのだな。面倒くさいだけの理由でブランケットは使わないだろうし。
タオル持参で利用するなら昔の銭湯と変わらないなとも思う。
神田川の時代に逆戻りしたのかもしれない。
このサービスの低下をどう捉えるか。僕は貧しくなったと感じている。

朝からポテト食べ放題の夢

シャワーでタオル使い放題は大分の地元店舗では継続しているのでまだいいのだけれど、快活のあのポテト食べ放題が完全になくなったのはショックだった。
日曜の朝からクリスピーなフライドポテトを満足いくまで食べるという背徳的な行為がすごくすごく良かったからなぁ。
あのサービスもコロナ禍ぐらいに無くなって安そうな食パンだけの無料モーニングになった。
過ぎ去ってみるとあの背徳的な時間は夢のようだった。
マックのポテトよりおいしかったししっかり味のついたポテトにさらにケチャップをつけるというのがまた悪いことをしているようで最高だった。
あの後あたりから快活以外でもいろんなサービスが打ち切られていった。
快活が一番早かったとは言わないまでも快活が一番敏感に世の中の動きに反応していたのではないかと思う。
もう日本に朝からポテト食べ放題の夢のような時代はやってこないだろう。
もしかしたらあの山盛りポテトは日本という国の最後の幻だったのかもしれない。

快活旅行はいつまで許される?

気づけば40。快活に泊まると結構顔がむくんだりする。
若いつもりでいても体は正直である。
20代はアリ、30代はアリ。でも、40代以降は厳しいような気がする。
でもでも、あんまり質素で安いビジネスホテルなら快活の方がもはや落ち着くレベルになっているし、パソコンもあるし引きこもり体質にはこれぐらいでいい気もする。
安いホテルで風呂もあんまり綺麗じゃなかったりするとこれなら快活でいいと思ったりもするし。
田舎の人間にはカプセルホテルみたいな半個室は落ち着かないから完全個室の快活に軍配が上がってしまう。
防音完全個室とは謳っていても快活は隣の人の声や物音は聞こえるけどね。
それでもしっかり仕切られてるということが僕には大事なのだな。
快活で常に生活しているわけではないけれど心のネカフェ難民としてはまだ利用が続いてしまいそうだ。
50、60で快活旅行はちょっと厳しいだろう。
それまでにはなんとかしたい。いろんなことを。



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