水害への強度は町で違う

ぼんやりしているうちに大雨が多い季節になりました。
いくつかの町を見て、同じ量の雨が降っても町のつくりによって全然排水能力が違うと思います。
知る限りでは高知県は強いです。県としてトップクラスの雨量で、なのに晴れも多い、要は短時間に大量に降るのですが、側溝のスケールが違うのです。
高さがメートル単位、道幅と同じくらいの幅のコンクリ製の川が、道のあるところほぼ全てに併走していて、じゃんじゃん水を大きな川に流していきます。いちいち水門まである。
もちろん落ちたらかすり傷では済まないですが、その辺は住人の心構えや鍛え方が違うというか‥
山に囲まれてるし、街中も舗装されてないところだらけでしみこむのも早い。
江戸時代からの堰とかもいっぱいあるし、雨戸は全戸装備。
脆弱な本州の町と比較すると、同じ量の大雨でも、プロレスラーと一般人に腹パンチするくらいの違いがありそうです。
津波とか来てもすぐ排水しそうです。
そもそも公共交通機関とかは元々都会の被災後レベルなので(JRが電気で走ってなくて、車体が斜めでホームとかなり離れて止まる)平気、は言い過ぎかもですが、なくて困る人は少ないたくましさ。
まねはそうできないですが、雨の被害が増えている今、見直されて良い気がするのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?