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空母 かが

今回は護衛艦かがの改修工事や今後の運用について解説します。

そもそも護衛艦かがとは?

護衛艦かがはいずも型護衛艦の2番艦で、海上自衛隊最大の艦です。全通甲板を備えたヘリ空母になっておりSH-60J/kやMCH-101を搭載し対潜哨戒機任務などに着いています。また多くのヘリコプターや物資を搭載できることから災害派遣などでも活躍しています。

MCH-101
SH-60K

いずも型護衛艦が改修される理由とは?

いずも型護衛艦は中国の脅威に対応するため最新鋭のステルス戦闘機F-35Bの運用能力獲得のために改修工事が行われています。改修後のF-35Bの搭載機数は約8機ほどとされており、少ないんじゃないか?と言う意見もありますがこれはマルチロールな任務をこなすにはSH-60やV22オスプレイなどを搭載する必要があるため、F-35の搭載機数に限りが出てきます。しかし海上自衛隊は米海軍のような構想で空母を運用するのではなくまずは空母運用ノウハウの蓄積を目指しており実施の実験艦となっています。

かがの改修状況を紹介!

2022/4/10 改修前に年次検査でドッグ入り
2022/7/3 艦種形状を四角形にするために艦種を切り取られる。
2022/9/23  少し艦種に部材が取り付けられて四角形に近づいてきた
2022/11/3  艦種にだいぶ部材が取り付けられている。
2023/4/4艦種の改修が終わり、耐熱塗料の塗装がされ始めている
2023/4/4艦種の改修が終わったため目隠しが外され艦種形状が見えるようになった。
2023/9/10外装の改修がほぼ終わり、改修前と同じ向きでドッグ入り

こんな状態を見れるのは滅多にないので是非見に行くことをおすすめします!車で行かれる場合はアレイからすごじまの駐車場から徒歩15分ほどの歴史の見える丘から見ることができます。

まとめ!

今回の改修工事を見て改めて造船技術の凄さを実感しました。一部の声では改修に反対する人もいますがこの工事は今後の南西諸島防衛には必要不可欠です。

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