ドイツで出会った素敵な友達のこと
2024/06/28-29 友達を訪ねてドイツとスイスとオーストリアの国境にある小さな島、Lindau へ。メキシコ人の友達も一緒に。
前学期取っていた授業で同じチームでプロジェクトをやっていたのが今回訪ねた友達。ドイツに来てまだあまり経っていない頃、何もわからず不安だった私に優しく接してくれたり、クリスマスやイースターの休暇には家族のところに招いてくれたり、友達というよりもいつも気にかけてくれるお姉ちゃんのような存在。
そんな大好きな友達(Lara)に数ヶ月ぶりに会うのでわくわく。
2時間ほど電車に揺られて到着。
久しぶりに会ったので話すことが沢山、会話に夢中で最初の方は写真が無い。
Lara おすすめのカフェでキッシュを食べ小腹を満たし、散歩開始。
Lara の家へ。
ドイツでは多くの学生が、フラットと言われるキッチンやバスルームはルームメイト(友達だったり、知らない人だったり。基本性別は関係なく混ぜ混ぜ。)と共用のシェアハウスに住んでいる。安く広いリビングやキッチンを持てたり、新しく人とのつながりができる機会になったり、個人的にこの制度はとても良いと思う。オープンではっきりした性格のドイツ人の間だから上手く成り立っているのかもしれないが、日本にあれば私も住みたい。
Lara は今セメスターオーストリアの設計事務所でインターンをしているため、半年限定で Lindau にフラットを借りて一人のルームメイトと住んでいる。
湖に泳ぎに行く。
翌朝。
食後、大家さんが普段は入れない屋上を案内してくれることに。
大家さんいわく、階段の勾配が急過ぎるので安全上屋上への立ち入りを禁止にしているらしい。Lara はそんなことなら気をつけるから開けてよ〜と残念がっていた。
↓ 屋上から見えたもの ↓
まったりブランチ後はまた散歩。
Lara とは私の帰国前、この日で会うのが最後だった。
別れ際にありがとうと伝えてハグしたら、自分でも驚くほど涙が溢れてきた。
本当に沢山もらった。
最初の授業でチームメイトができなくてそわそわしていたとき(きっと顔に「チームメイト募集!!不安です!!」って書いてあった)に声をかけてくれたのが Lara だった。誕生日に教室でカップケーキにろうそくを立ててお祝いしてくれたり、クリスマスを Lara の家族と3日間一緒に過ごしたり(1泊2日の予定が帰りたくなくなって延泊した、このクリスマスについてもまた今度振り返ろうと思う)、年越しも友達との集まりに呼んでくれたり、さりげなくドイツ語のみんなの会話を翻訳して輪に入れてくれたり。
優しくて朗らかで、惜しみなく人に与える人。
Lara みたいな人になりたいと心から思う。
あまり旅行が好きではないという彼女。
これで会うのが本当の最後になる気がして、胸がいっぱいになって涙が出た。
悲しいでも、さみしいでもない、言葉にできない、消化できない感情が体中を駆け巡っていて、別れたその日は一日ぼーっとしていた。
追記
後日、家のポストを見ると、かわいらしい手描きの小さい絵が散りばめられた封筒がLaraから届いていた。中身は2枚の手紙で、一枚は最初のセメスターが終わった時に書いたもの(書いたのに送るのをためらっていたらしい、😌)で、もう一枚はこの前のお別れの後に書いたものだった。それぞれに私への思いが Laraらしく軽やかに綴られていて、最後にチャットでもなく、手紙でもなく、メールでこれからも連絡を取り合おうという提案と共にメールアドレスが記載されていた。
ドイツと日本、遠距離の私達にはお金と労力が手紙ほどかからず、でもチャットのように軽すぎず埋もれない、メールという手段はとても良いと思った。さっそく7月初めのLaraの誕生日に、手紙のお礼とお祝いのメッセージをメール送信してみた。少しわくわくした。
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