坊主女と化した
恐らく今後発見があり次第、微更新をする
⒈自分の地毛が嫌いだった
私は生まれつきかなり酷い癖の天然パーマだった。
小さい頃はアフロだのお蝶夫人だのと馬鹿にされるくらいには酷かった。
市販の縮毛矯正剤は、しっかり説明通りに使っても、一切効果なく髪は捻れるばかりだった。
時が経ち、ストレスを感じやすい体質なこともあり、髪質も劣化していく一方だった。
ヘアケアを頑張ってみたこともあったが、改善を感じられたことはなかった。
坊主を実行する直近は完全にファッションウィッグでしか外を出ないようにしていたが、ファッションウィッグの存在に気づいていなかった頃は、定期的に高額を出して縮毛矯正していた。
完全にファッションウィッグでの生活になった頃には地毛への執着心はなく、最早ファッションウィッグを被るのに邪魔にならないようにただ短くするだけだったので、とにかく安くカットしてくれるようなお店ばかり行っていた。
最後に行った美容室では、撥水毛ですねとのことだった。
脂ぎって汚く、ギシギシとしてボロボロ。
最早落武者のようですらあった。
2.地毛の必要性がどこにもなかった
酷いだけの地毛だった。
重度の感覚過敏もあり、とにかく鬱陶しい、邪魔という感情しかなかった。
髪があった頃は、髪の存在が常に気になって前髪を弄り続けていることがストレスだった。
ファッションウィッグ生活になり、完全に地毛で外を出ることがなくなっていたので、最早、髪を洗う時ですら、こんな邪魔でしかないものにわざわざ洗う手間をかけることも憎たらしいほどだった。
⒊だから地毛を完全に捨て去ることにした
坊主になると、少なくとも髪を伸ばしていた頃にはすぐには戻れないことや、世間の目など、未知の領域への不安が大きく、中々踏み切るに至れなかった。
けれど、その躊躇いが払拭されるくらいには、地毛への不快感が募っていたので、切った。
⒋髪を切り捨てた
バリカンで刈り取って貰うだけなので、地元の1000円きっかりでカットしてくれる床屋でお願いした。
店主に何ミリにしますか、と、知識が無かったのと、とにかく髪を捨てたかったので、一番短いものでとお願いし、1mmで刈って貰った。
本当にただ刈るだけなので、体感30分弱。
カウンセリングもヒアリングもなにもなくただ刈るだけなので、ほんの少しの待ち時間と、その30分弱で終わる。
以降は毎回「1mmでお願いします」の一言だけで済ませている。
⒌初めて坊主にした日
2月のまだ寒い時期だったのもあり、頭がスースーして薄ら寒く、ずっと落ち着かなかった。
今となってはすっかり慣れて気にならなくなったが、つい気になって何度も頭を触り続けていた。
本当にこれでよかったのかと少しばかり不安だった。
⒍坊主の良い所
ウィッグネット不要でウィッグが被れる
地毛によるウィッグの浮きや、地毛のはみ出しと無縁になる
頭皮に直塗りで毛穴に詰まりやすいとのことで、坊主はリンスは不要、シャンプーを、柔らかい洗顔ブラシで擦り泡立てながら洗う
本当に頭皮を綺麗にしたいだけなので、髪を綺麗にする成分は一切不要で、低コストのシャンプーで事足りる
洗髪で髪が顔にへばりつくことがない
ドライヤー不要、タオルドライのみ
洗髪が簡単になるので、洗髪や風呂への抵抗感が減り、風呂キャンセル界隈から抜け出せる
風呂が短時間で終わる
抜け毛のゴミが出ない
髪が顔周りに纏わりついていると、陰キャのような気持ちになるが、髪が無いと、視界良好なこともあってか無性に明るい気持ちになる
ヘアセット一切不要、寝癖直しすら捨てた
地元の床屋で1000円札一枚のみで、30分ほどでカットして貰える
綺麗にできるなら自分でバリカンでセルフカットもでき、その場合は散髪代が一切かからない
毎回どんなヘアスタイルにするか、失敗のリスク、髪が伸びることで崩れるヘアスタイルなどのストレスに悩まされない
現代は実に様々なヘアスタイルのファッションウィッグがあるので、ヘアスタイルは自由自在
髪は伸びるということを実感できる
⒎注意点
坊主女はギョッとされる。
ガチハゲ防止に最低限キャップは被るようにしている。
頭皮が露出する分、紫外線対策としても最低限キャップは必要。
頭皮に日焼け止めを塗る人もいるそうだが、私は不快感を感じそうだったので止めた。
体調によると思うが、頭皮が露出しているので、フケが出やすい時は出やすい。最近は出ていない。
坊主は少しの伸びでも目立つので、比較的こまめな散髪が必要だが、1〜2ヶ月に一度くらい。
お洒落に気を使う髪のある方なら、2ヶ月に一度は行っているだろうし、それと同じくらい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?