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ERO TOUR 2024

この日あったことの全てを一度で書き切れるわけも無いので、更新の可能性があることをご了承頂きたいです。


⒈渋谷道頓堀劇場※女性ストリップ

渋谷道頓堀劇場の入場券とスタンプカード

女性3000円、男性5000円
演者さん1人につき写真撮影500円
チップは任意、1000円~
劇場内では一切スマホ使用禁止
基本は5名の演者さんが順にパフォーマンスをされ、それを全5回行うが、5回全て演目が違うらしい。
タイトスケジュールで見れはしなかったが、2人同時にパフォーマンスされることもあるらしい。
しかし、特に絡みがあるということではないらしい。
演目→写真撮影→ラストパフォーマンス、で一巡
丸い回転ステージを取り囲むようにある座席は4列までと、最奥の4列目に座っても何ら差し支えないほどに演者さんと距離が近い。

演者さんは露出するだけでなく、やはり演者さんの局部を目の当たりにすることになるのだが、全く性的なものというか、いやらしさのような物を感じなかった。
人間なんだから、まああって当たり前だよな、というくらいの気持ちだった。
私の話で恐縮だが、元々小学生の時に女体に興奮したきり、様々なアダルトコンテンツに執着してきたので、素敵な女性を見ると、ポッ、としてしまうのだが、それすら起こらないほどに完成された美しさだったのだ。
冷静に考えると、これほどに美しく、パフォーマンスレベルも非常に高いのだから、いっそもうアダルト要素は必要無いのではないかとも思ったが、私とてこの日、ストリップを観たい目的があったからこそこの場に来た。
それは、アダルトがなければ人は来ない、ということではない。
人を出会いの場に連れ出す機動力としてアダルトはあるのかもしれない。

友坂麗さんという演者さんに一目惚れでした。
もう、お顔立ちがとても好みすぎて、お顔を見た瞬間に、何かが吹き飛ぶような感覚に襲われた。
キリッとした眉が特徴的で、とてもよく似合う、丹精で凛としたお顔立ち。
しかし間違いなく女性である、強かな女性らしさも抱えている。
どの角度も本当に麗しく美しく、私は特に、下を向いた角度の、閉じた瞼の目のラインに胸高鳴った。
友坂さんは、無理せず少しでもお布施ができればとの思いで写真撮影をお願いした。
劇場のデジカメで撮らせてもらい、紙の写真を後で貰う、という仕組み。
叶うならば、私の技術と機材をフル稼働して完璧な写真作品を作りたいくらいの美しさだった。
いつもの癖で、「3カウントで行きます」と言ったら、朗らかに笑っていらした。
私はコミュ障なので、慣れてない方には非常に吃ってしまうのだが、伝えたい気持ちを汲んでとても優しく対応して下さり、活動20周年記念とのことで無料配布しているというDVDを頂いた。
活動20周年。一体お幾つなのだろう。見た目はとても美しく、活動してから20年も経過しているとは想像に難かった。友達と少し調べたが、お幾つかはわからなかった。

2.fantastic cabaret※バーレスク

バーレスクで頂いたカクテル
朱雀ガラティアさんと撮らせて頂いた
掲載許可済み

参加費2500円
ドリンク1杯おおよそ1000~1500円
チップは任意ではあるが、出すことを大前提にする。演者さん1人につき1000円程度
写真撮影は演者さん全員集合で1000円、演者さん1人につき500円
チップはクレカで買えるタイプのものがあり、現金の手持ちの無い人でも払える
演者さんへ飲み物をプレゼントすることがある
この日私のトータルは12000円

これから参加を検討している方へ向けて記載するが、この業界を知らない人間には、予想外の出費が大きい。クレカが使えるからよかったものの、キャッシュレスのこの時代に、むしろ現金は持ち歩きたくないという人も多いだろう。
もしキャッシュレス決済でなく現金で、ということなら上記の金額を参考に用意すると良い。

メンズストリップで懸命に探して辿り着いたのがこちら。
きっかけは以前、私がTwitterのおすすめで、朱雀ガラティアさんのバズったツイートを拝見したこと。
それでメンズストリップがこの世に実在することを知っていた。
友達との会話で、今回のエロツアーを開催するにあたり、メンズストリップも見たいということで、ふと朱雀ガラティアさんの存在を思い出し、ガラティアさんのTwitterからこちらのバーレスクを知り、日程も丁度よかったため、ガラティアさんが出演される日に参加させて頂いた。

fantastic cabaretは普段は普通にバーとして営業している店舗で、カウンターでアルコールを楽しみながら、ステージで華麗に舞うパフォーマンスを拝見させて頂く。
箱が小さいので必然的に制限が起こるため、出演者の方も仰っていたが、ストリップ劇場ほどではない、ということではあるが、不定期開催のイベント型なのもあり、そこは想像していたので、特に気にならなかった。
むしろ、それでも十分に眩いほどに出演者の方全員が輝いていた。

勿論露出はあるが、開催形態がストリップ劇場とは違うため、胸のトップや局部の露出はできないのだと、出演者の方から伺った。

バーのドリンク提供なども出演者の方が対応して下さった。出演者の方お一方がパフォーマンス→休憩の歓談タイム、の繰り返しなので、4名のパフォーマンスの間に、出演者の方をお話しさせて頂くというか、このような小者にも全く気にせず、出演者の方から気さくにお話しして頂ける。とても楽しく色々な話をさせて頂いた。
私が、このイベントを知ったのは朱雀ガラティアさんのツイートです、とお伝えさせて頂いたら、ガラティアさんから気さくに話しかけて下さり、沢山お話しさせて頂いて楽しかった。
ラストにガラティアさんに写真撮影をお願いした。
この日私は臙脂色のシャツに緑のベストという、色の暴力のような服を着ていたのだが、青と金のガラティアさんとの組み合わせで、更に色の暴力性の高い一枚の写真が出来上がったのは面白かったです。

3.Abyss新宿※サキュバスシーシャ

土曜の19時頃に伺ったら満員で入れなかったのでリベンジする
予約システムが見つからなかったので、空いている時間帯に行くなど考慮する必要がある

4.CLUB BLUCKNUDE※マッスルバー

3時間程食べ飲みして1人5000円強
口寂しかったのでおつまみを多めに頼んでいたら、気を使って頂いて、お通しをおかわりさせて頂いた。

厳密には、ゲイバーと言い切ってしまっていい店舗ではないのかもしれない。
恐らく、でしかないが、少なくともゲイではないように思えるキャストさんがいた。
セクシャルマイノリティに通じている方ならお分かり頂けるかとは思うが、決して無遠慮に「ゲイなんですか?」というような質問をしてはいけない。
勿論私はしていない。このお店を知ったきっかけは?という話題で、ゲイバーについて調べていて、と答えたら、少し気まずそうにされていたように感じた。感じただけでしかないが。

お一方、とてもエグいレベルでオタク話ができる方がいて驚いた。アニメを、制作会社の好みで話せるところまで行ける方は、少なくともこれまでの私の出会いの中ではなかった。GONZOが好きなんです、と自ら語る人を私は知らない。そもそもGONZOと巌窟王を自ら口にするだけで私はとても驚いた。私が出した語句に対して、必ず知識がある凄さ。勿論このマッスルバーのキャストさんなので、素晴らしい肉体美をお持ちなのだが、その量のオタク知識を得る時間と、肉体を磨く時間をどうやって確保しているのだろうと不思議だった。もしかしたら、精神と時の部屋をお持ちなのかもしれない。
その方のお姉様が腐女子のようで、有名な商業BLのタイトルは結構押さえられていた。
まあ、私たちもホモを、最早描きすらすることは打ち明けたが、BLって少女漫画で、登場する男も女性的じゃないですか!とのお言葉に、頭が上がらない思いだった。友達と2人で、すみませんという気持ちだった。

もうお一方は、普段はトレーナーをされているようで、本当に筋肉の知識が物凄く、友達が筋肉を描くのに苦労しているらしく色々質問していたが、とても正確に回答されていて凄かった。好みの筋肉を伝えると、この人がオススメです!と、実に沢山のボディビルダーさんを紹介頂いた。ご本人も仰っていたが、ここまですらすら沢山のボディビルダーさんの名前が出る方は中々いないような気がする。
ちなみにこちらの方に、「マッスル生搾りレモン」をしてもらった。腕の折り目?の所にレモンを挟んで、筋肉で絞って頂いた。

もうお一方は、所謂お姉喋りの方で、「彼氏が」と仰っていた。
友達が、その方のサスペンダーに興奮していて、テーブルにいらっしゃる時には外されていたので、「ちょっとサスペンダーして頂いてもらってもいいですか?」とお願いしたら快く応じて頂いた。私も筋肉サスペンダーが好きだった。
結構我々2人の所縁の地をご存知の方だった。ジモトーク的な感じで盛り上がった。

友達の最近のホモ二次創作の悩みも聞いた。「二次」「創作」だから、一度追求し始めると大変だよね。

開店時間の20時に伺ったが、丁度私達と同タイミングで、二人組の女性客がいらっしゃったので、思ったよりも女性客もいるのかと思ったが、キャストさん曰く、この日が珍しいだけで、普段は男性客ばかりだそうだ。
22時頃から一気にお客さんが増え出したが、確かに皆男性だった。鍛えている逞しい方や、高齢だがダンディな雰囲気のある方など、様々な方がいらしていた。勿論探ったりなどはしていないが、よもや雄っぱい天国であることが明白なこの店舗に足を運ぶのだから、少なくとも男性への興味を持っている方達なのかな、と思った。

帰り際に、お店の外で持ち上げて頂いた。私はとてもデブなので失礼が無いか不安だったが、流石、なんの問題もなく宙に浮かせて頂いた。

5.終わりに

この話は、私が、ホストに行ってみたいので着いてきてくれないかと友達に直談判したことから始まる。それなら、ゲイバーの方に行ってみたいとの話を聞き、そういえば私もゲイバーは未体験だし、腐女子的にやはり美味しいので、なんならこの際他のエロティック系(と言う表現が合っているような気はしないが)も巡ってみようかという話になり、今回のエロツアー2024が発足した。

全てに共通しているのは、この業界で花咲く方全てが、本当に明るく陽気なこと。
内情がどうか、はいい。
その人が自分をどう演出しているかを見ればいい。
私は腐女子よりも先に、ネットに落ちているエロ動画を漁る所からスタートしている。それよりも更に、女性の胸に突然目覚めて毎日チラシの裏に描き始めたことが根元。かといって別に男性になりたい願望もなければ、レズという意識もない。
ホモを初めて知ったのは、友達が、私の愛する推しが汚されている!とゲロを吐きながら電話で訴えてきた時に読んだ、ホモエロ小説。
めっちゃエロい!という気持ちくらいだった。

エロとはなんなのだろう、と改めて考える機会となった。
そもそも、ただの肉体でしかない人体を、受け取り手が勝手にエロいと思っているだけにすぎない。本能的に性欲を引き起こすために、人の裸体をエロく思うようにできているとも言えるが、人体をエロいと思わない人にとっては、エロくもなんともないものでしかない。
全ては受け取り側が勝手に貼り付けている認知でしかないとすれば、アダルトな意味でのエロとは存在せず、人の、他者に対する複雑な感情の集合体と言えるのでは無いだろうか。

わからない。その辺をちょっとだけ友達に話したら、急に真面目な話してどうしたの、と笑っていた。

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