ワークライフバランス

もともと人は、行きたいくために働いていた。
しかし産業革命を通じて、人生は仕事の従属物になった。
そしてそれを見直そうとして、ワークライフバランスという考え方が出てきたのだろう。
しかしバランスという言葉には、あくまで仕事に支障をきたさない範囲で、人生を楽しむべきだというニュアンスが含まれている。
それは結局、人生は仕事のための手段だという価値観の域を出ていないように感じられる。
既存の価値観に対する根本的な問題提起を避け、現在そこにある社会の在り方を追認するための大衆のアヘンに過ぎないということなのかもしれない。

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