競技レベル!安価でレガシー2022 その①


・はじめに

2020年はコロナが世界中で猛威を奮い、テーブルトップのマジックの大会が軒並み中止になったりと散々だった。しかし、それでもマジックの勢いは衰えることなく、2021年むしろ、再録禁止カードが軒並み高騰している。

2022年6月現在は、コロナがだいぶ落ち着き大会がかつてのように開催されるようになった。

そこで、少しでもレガシーを広めるべく比較的安価で組めるレガシー デッキを紹介したく思います。

なお、ここでいう比較的安価で組めるデッキというのは、以下のようなデッキではありません。
・結果を全く出していないオリジナルデッキ
・今や使われていないかつてのアーキタイプ
・レガシーより上のフォーマットでも類似があるデッキ

結果を出しているかどうかはMOの主にレガシーチャレンジの結果を参考にしております。参考価格は海外大手サイトの金額を現在のレート1ドル135円で換算しているので、異常な円安の現在は国内で買ったりネットオークションを利用すればもっと安く作れるかと思います。参考までに現在Tier1のURデルバーを組むと60万円ほどする。(Volcanic Island4枚で40万円超えます…)

それでは早速!この記事では単色のレガシーデッキをご紹介!
どのデッキも高額の要因であるデュアランを一枚も使いません。
デッキの動きはぜひ自分で検索して調べてみてください笑
この記事では入門編として安価で勝てるデッキの簡易的な紹介にとどめております。

・白単:ヨーリオン型デス&タックス

予算15万
オススメ度★★★★★
レシピはこちら
https://www.mtggoldfish.com/deck/4910687#paper

万を超える高額カードは特にないが、相棒がヨーリオンのためデッキ枚数が多くなり、また多少値が張るカードを複数枚使用するので結果としてこの予算に。

ただ、まずは60枚で作成しお金が貯まったら残りを揃えるという2段階に分けてデッキを作成できるのも非常にプレイヤーの財布に優しい。
孤独やカラカスは一見後回しにしても良さそうだが、このデッキがレガシーのアンフェアデッキと渡り合うのに必要なため何とか欲しいところ。

Tier1ではないがさまざまなデッキ相手に戦える柔軟さで安定した強さがある。プレイングスキルも問われるため飽きにくく使っていてそこそこ楽しめる。レガシー をとりあえず始めるならコレ!絶望的に不利な相手が存在しないことから、一度組めば長く使えることでしょう。実際に新弾が出るたびに少しずつ形を変えて古くから今に至るまでズーーーっと一定の成果を出し続けています。
デスタクをきっかけにレガシーにハマったら、カードを買い足して青白石鍛冶、エスパーバイアルなどに組み替えられるのも○。


・青単:8cast

予算24万
オススメ度★★★★☆
まずはレシピから。
https://www.mtggoldfish.com/deck/4896542#paper

022年神河で河童の砲手が刷られたことで誕生。名前の由来は物読み(Thoughtcast)とそのクリーチャー版の思考の監視者を4枚ずつ計8枚積んでいるから。ただ、リストによっては思考の監視者の枚数が3だったりもする笑

このデッキはレガシーチャレンジでも何度も1位を取るほど強力ではあるが、他に紹介するデッキと比べると高額になってしまうのでオススメ度は★4に。

万を超えるカードは意志の力のみ。ただし、5000円を超えるカードは虚空の杯、オパールのモックス、古えの墳墓が4積みされている。既にこれらのカードを持っている人はもはや作らない理由がありません。残りを買い足して完成させましょう。

レガシーより上のフォーマットでは使えない0マナアーティファクトを展開して、虚空の杯で縛りつつ、高速で相手をビートダウンしたり、エムリーでガラクタを使い回してドローを稼いでアドを取るのが楽しい。

一方で、勝ちすぎている時はメタられてアーティファクト対策を大量に積まれると厳しい戦いを強いられることとなるので過信は禁物。


・黒単:黒単ダークデプス

予算15〜17万
オススメ度★★★★★
参考レシピはこちら
https://www.mtggoldfish.com/deck/4849673#paper

から存在するダークデプスの黒単版。ウルザの物語が出たことで勝ち筋が増えただけでなく柔軟性が増したことで誕生。


レガシーより上の環境では使えない暗黒の深部を使用でき、しっかりとレガシーのアンフェアデッキを握っている感を感じられるデッキ。また、強さも申し分なくレガシーチャレンジでもしっかりと1位を取れるポテンシャルを秘めている。

1万円を超えるカードはなし。5000円を超えるカードは古えの墳墓、Helm of Obedience。サイドボードにヘルムヴォイドプランを取らない場合は、価格を3〜4万円抑えられる。

レガシーをやる上で避けて通れない虚空の杯にある程度耐性があるのも強み。というのも、安価で組める強力なデッキ紹介がこの記事のテーマなのに、特定のデッキに圧倒的不利になってしまうと、金銭的に新しいデッキを作れずレガシーを離れてしまうからだ。

なお、ダークデプスデッキは不毛の大地に弱いが、そこはウルザの物語を囮にしたり、3章で持ってきた真髄の針で対処しよう。

・赤単:赤単プリズン

予算30万
オススメ度★★★☆☆
まずはレシピを
https://www.mtggoldfish.com/deck/4882298#paper

こちらも昔から存在するアーキタイプ。血染めの月で相手のマナ基盤を強力にロックし、虚空の杯、三なる宝球でスペルをロックし、ゴブリンの熟練扇動者などのクリーチャーでビートダウンするデッキ。

環境にラガバンが存在していた時は、血染めの月によるロックが効かなくなってしまったため完全に結果が出せずにいたが、ラガバンが禁止となり、神河で鏡割りの寓話を得たことで安定感や継戦能力が増し、見事にレガシーチャレンジでも1位を取れるまでに返り咲いた。

高額カードは裏切り者の都。デュアラン程ではないものの3万円ほどします。(今月の晴れる屋さんのセールでヘビープレイドが20000円を切っていたが)
他にも金属モックス、古えの墳墓、虚空の杯も全て4積みなのもお財布に優しくない。1、2ターン目の動きが非常に重要なので裏切り者の都などを削って組もうとするのであれば、そもそも組まない方が良いかと思います。

オススメ度が★3の理由はロックデッキのため、爽快感が得られにくく、相手によっては虚空の杯や血染めの月が効きにくいなどがあり、メタによっては大枚叩いて作成したのに勝てない…ということが起こりうるからです。(作成金額がこの記事の中で最高)


・緑単:緑単ポスト

予算11万
オススメ度★★★★☆
レガシー有識者からしたら『超高額カードであるタバナクルを抜いた妥協版でしょ』と思われるかと思うかと思うのでまずは証拠から。

https://www.mtggoldfish.com/deck/4910686#paper

確かに一般的な緑単ポストであれば一枚で4、50万のタバナクルが入ることで高額デッキの仲間入りをしていたわけだが、このリストでは確かに入っていない。元々タバナクル以外に高額カードを使わないデッキのため、この記事で紹介する中ではぶっちぎりで安い11万円だ。絶え間ない飢餓、ウラモグが55ドルしていてやや高額ですがデッキのフィニッシャーなので削るのはやめておきましょう。(金銭的な都合で削るなら65ドルの魂の洞窟を)

デッキの動きは、雲上の座と微光地、ヴェズーヴァ、演劇の舞台でビッグマナを生み出しウラモグや宇宙シイタケエムラクールを相手に叩きつけて勝利する。
雲上の座がレガシーより上の環境では使えないため、レガシーならではのビッグマナからの呪文をプレイする豪快さを味わえるのも大きい。モダンでトロンが好きな方はこのデッキもしっくりくることでしょう。

これだけ安くてオススメ度が★4な理由はここまで紹介した他のデッキと比べて結果をあまり出していないからです。トップメタのURデルバーに弱いことが辛いところですが、コントロールがトップメタに来た時はこのデッキが輝くとき!


というわけで記事①では各色のオススメを紹介させていただきました。
記事②では単色ではない、安価で強いレガシーデッキを紹介させていただきます!

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