見出し画像

マスターデュエル:HEROシャドール解説


この記事は表題の通り、HEROシャドールの紹介です。元々前シーズンのダイヤ1でつかっていたもので、今期でもダイヤ到達まで直近18勝2敗(Bot抜き)と、ランクを加味しても非常に環境に合っている型だと思っております。

なお、シャドールの基本的な部分については解説を端折りますので、筆者の記事を下記リンクに張っておきます。芝刈りシャドールそのものについて知りたい人はぜひお目通しください。

さて、記事の構成は下記の通りです。

・採用カード紹介

・ヴァイオン1枚(+手札コスト1枚)基本展開解説

・発展展開解説

・本デッキの特徴:召喚シャドールとの比較

・終わりに

・おまけ

(画像はDeckmaker様、デッキリストはマスターデュエルの画像を引用しております)


・採用カード紹介

レシピは下記の画像になります。

HEROシャドール

シャドール部分については概ねテンプレートなので、採用カードを「HERO関連」「その他展開パーツ」「手札誘発」に分けて解説します。

〇HERO関連

V・HEROヴァイオン×3


ヴァイオン

このデッキの1枚初動。召喚・特殊召喚時のHERO墓地落としと、墓地のHEROを除外することによる融合サーチができる。シャドーミストを経由することで、実質HEROサーチとして使う。
展開は後述するが、ベアトリーチェ+アナコンダ+デスフェニまで行け、ベアトリーチェの効果でシャドールへアクセスできる。

E・HEROシャドー・ミスト×1

墓地に送られた場合、HEROをサーチできる。チェンジ速攻魔法のサーチはこのデッキでは利用しない。

D・HERO ディアボリックガイ×2

墓地の自身を除外することで同名カードをデッキからリクルートできる。レベル6のエクシーズ素材、リンク素材として使用。準制限なので2枚。

D・HERO ディナイアルガイ×1

召喚・特殊召喚時にデッキトップにDーHEROを戻す効果、デュエル1回墓地から自身を蘇生する効果を持つ。主にディアボリックガイをデッキに戻しリクルート効果を再使用する。

D・HERO ディバインガイ×1

おなじみデスフェニパーツ。墓地からDーHEROと自身を除外することで2ドローでき、リソースを回復できる。

E・HERO オネスティネオス×1

展開のためにレベル6以上のHEROが追加で必要なため採用。シャドーミストからサーチできる光属性要員でもある。

増援×1

言わずと知れたサーチカード。主にヴァイオンのサーチに使用。

フュージョンデステニー×2

おなじみ。素引きをした場合盤面が強くなるというよりは次のリソースが確保できることが多い。

融合×2

ヴァイオンのサーチ先

置換融合×1

ヴァイオンからサーチでき、芝で落とせた際ドローにも変えられる。また、EXデッキを回復させるのもシャドールと良相性。

EXデッキ

D・HERO デッドリーガイ×1

手札1枚コストでD・HEROをデッキから落とせる展開の要。1枚採用。

D・HERO デストロイフェニックスガイ×1

説明不要。非常に強力であり、これをフル活用するのがこのデッキの特徴。

〇その他展開パーツ

Em トラピーズ・マジシャン×1

光属性でどこから墓地に落とすかにかかわらず1000ライフで蘇生できる展開補助カード。主にベアトから落としてリンク数を稼ぐ

アーティファクト デスサイズ×1

ダグザからセットして妨害に使う。リクルート前提のためピン刺し。

EXデッキ

永遠の淑女 ベアトリーチェ×1

6エクシーズであり、デッキから任意のカードを墓地に落とせる。相手ターンでも使用できるため、シャドールを落として妨害にも使える。
シャドールへのアクセス、リンク伸ばし、シラユキを落としての妨害追加など汎用性が高い強カード

アーティファクト ダグザ×1

リンク2の光属性であり、デスサイズをデッキからセットできる。展開の中途で挟むことにより妨害を強固にでき、融合素材としても活用できる。

〇手札誘発

増殖するG×3

言わずと知れた強誘発。シャドールは事故しやすいため、先手の動きを止めつつドローできる可能性のあるこのカードは非常に有用。地属性で融合素材にならないのが玉に瑕。

トークンコレクター×1

環境(相剣)メタ。同じく地属性で融合素材にはならないものの、ベアトリーチェから直接落としたり、芝刈りで落としても機能する。

psyフレームγ×2、psyフレームドライバー×1

最強光手札誘発。シャドールデッキはドライバーを融合素材に活用できる強みがあるが、このデッキではデッドリーガイの手札コストにも流用できる。

アーティファクト ロンギヌス×1

ダグザでセットできる光属性誘発。ピン刺し。

エフェクトヴェーラー×1、ニビル×1

光属性誘発。光であればありものでよい。


・ヴァイオン1枚(+手札コスト1枚)基本展開解説

ヴァイオンnsからの基本の流れは以下の通りです。

1:ヴァイオンnsシャドーミスト墓地落とし、ミスト効果ディアボリックガイ手札に

2:ヴァイオンefシャドーミスト除外して融合サーチ

3:融合でヴァイオン+ディアボリックガイでデッドリーガイss

4:デッドリーガイで手札1枚捨ててディナイアルガイ墓地に

5:墓地のディアボリックガイ効果でディアボリックガイss

6:ディアボリックガイとデッドリーガイでベアトリーチェss

7:ベアトリーチェで任意のカード墓地落とし(※後述)
なお、この際ディアボリックガイを素材から墓地に

8:墓地のディナイアルガイの効果でディナイアルガイss

9:ディナイアルガイの効果で除外されているディアボリックガイをデッキトップに

10:墓地のディアボリックガイの効果でディアボリックガイss

11:ディナイアルガイ+ディアボリックガイでアナコンダss

12:アナコンダでフューデス。オネスティネオス+ディバインガイでデストロイフェニックスガイss

最終盤面は、「ベアトリーチェ+アナコンダ+デスフェニ」となり、またベアトリーチェの墓地落としで任意のカードを落とせます。こだわりがないときは、シャドールリザード→ウェンディ→ビーストとつないでセットするのが丸いでしょう。


・発展展開解説

上記展開にカードが追加された発展展開を説明していきます。

〇ヴァイオン+闇属性モンスター(+手札コスト1枚)

3でヴァイオンの代わりに手札の闇属性モンスターと融合

7の墓地落としでトラピーズマジシャンを墓地落とし、自身の効果で蘇生

11の前にトラピーズとヴァイオンでダグザをss

12のアナコンダ効果に反応してデッキからデスサイズセット

以上の手順により最終盤面が『「ベアトリーチェ+アナコンダ+デスフェニ」+「ダグザ+デスサイズ(伏せ)」』になり、デスフェニの効果でついでに割ることで強固な盤面にできます(ベアトでシャドールドラゴン落としでも可)。

〇ヴァイオン+融合カード(除く置換融合)

7でシャドールヘッジホッグを墓地落とししてシャドールリザードをサーチ

10の後、11でアナコンダをssせず手順変更

11':ディナイアルガイ+ディアボリックガイでダグザss

12’:融合を発動、チェーンしてダグザ効果でデスサイズセット。デスサイズ+シャドールリザードでネフィリムss

13':シャドールリザードとネフィリムでインカーネーション、ウェンディを墓地送り、ウェンディでエリアルss

14':ネフィリムをグラビティコントローラーに(ネフィリムでシャドール系融合ならば回収)

15':インカーネーションでネフィリム除外でエリアル表に、エリアル効果でネフィリムss、ネフィリム効果でルーク墓地送り

16':エリアルとネフィリムでアナコンダss、ネフィリム効果でルーク回収

17’:アナコンダでフューデス。オネスティネオス+ディバインガイでデストロイフェニックスガイss

大分手順が長くなりました。最終系は『「ベアトリーチェ+アナコンダ+デスフェニ」+「グラビティコントローラー+デスサイズ(伏せ)+ルーク(伏せ)」』になります。最強盤面の一つと考えていいでしょう。

・本デッキの特徴:召喚シャドールとの比較


召喚シャドールとの差は以下の通りです

・召喚シャドールは1枚初動が6枚、HEROシャドールは4枚+少し弱い1枚(愚かな埋葬)

・召喚シャドールはアレイスターからシャドールにアクセスできない、HERO型は可能

・HERO型はニビルとGに相対的に弱く、召喚型のほうが止まりやすい

一長一短ですが、現環境は相剣が多く、ベアトからトークンコレクターを落とすことにより非常に致命的な妨害ができるためHERO型が環境に合っているかと思います。

・終わりに

HEROシャドールはあまり使われていないですが、非常に楽しいデッキです。ぜひこの機会に触れてもらう人が増えれば幸いです。

おまけにはこのデッキの細かい部分を箇条書きにしています。長いので気が向いたら見てみてください。

・おまけ

〇おろかな埋葬1枚初動

おろかな埋葬でシャドーミスト墓地送りからヴァイオンサーチ、ヴァイオン効果でディアボリックガイ墓地落とし、ヴァイオン効果で置換融合サーチ(融合扱いのため)

ディアボリックガイ効果でディアボリックss、置換融合でディアボリックとヴァイオンでデッドリーss、デッドリー効果でディナイアル墓地落とし、ディナイアル蘇生→ディアボリックssからベアト作成

ベアトでトラピーズ落としで蘇生し、ディナイ+トラピーズでアナコンダからデスフェニ
この際、ベアトでデッドリーを素材から落としておくことで置換融合で1ドローもできる。

〇ニビル止まりどころ

基本展開では7でベアトからシャドールビーストをssすると5体目になる。

露骨にそこで止まった時はそのままエンドしてしまってよい。

ヴァイオン+融合ルートのときは、ダグザの代わりにアナコンダにしてニビルを釣り、ニビルを撃たれたらトークン+ニビルトークンから再展開しルークのみで妥協するのが丸いか。ダグザのみ出してエンドもあり。

〇ヴァイオン+闇属性+融合カード

この複合パターンのときは、ダグザを残せるので残してもよい。なお、シャドールヘッジホッグの場合はベアトの墓地落としを他に回せる。

〇ヴァイオン+シャドールリザードorウェンディ+融合カード

上記と同じくベアトの墓地落としを他に回せる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?