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棒になった男が終わって…

棒になった男が、終演して1週間が経ちました。
改めて、この作品に関わっていただいた全ての方々ありがとうございます。
そして公演を支えてくれた全ての物資、全ての概念にありがとうございます。
今作は、映像での配信および記録映像は作っていませんので、現状での完成は皆様の思い出の中にしかありません。(個人的には思い出のなかに留めた方が「作品」にとっても幸せだと思います。)

お客様のご意見は様々で、面白かった、面白くなかったという様々なご意見を賜りました。
つまり賛否両論ですね。
そんな中、バイト先の主婦の方が観た直後におっしゃってた感想がとても印象に残っています。
「つまり、生きるってことですよね!」
自分の中で無意識に感じていたことをここまで端的に言葉にされた感想は初めてでした。
その言葉を頂けただけでも、本公演をやる価値はあったと思っています。
そして、公演が終わった3日後、その方からまた新たな言葉をいただきました。
「観終わった後にずっと引っかかっているんですよね、私たちがこれから生きていくってことをあの作品を観てから考えるようになりました。」
僕はこの仕事にもっともっと誇りを持っていいのだと確信しました。
演劇には力がある。
それを改めて認識させていただいた感想でした。
もちろん、賛否の否の部分も多々あり、そちらは改善点として、

今は受け止めております。
様々なご意見、ご感想ありがとうございます。

そして、ここからは個人的な話なのですが、公演が終わってみると、ここまで寂しいのか⁉︎笑
と、寂しさの中で現実を生きています。
あの途轍もなく怒濤のように過ぎていった日々、普段から演劇に携わっていない私にとっては悪夢(自分の才能の無さとの戦いが)とも思えた時間が終わってみると、なんと幸せな日々だったことか!
そんな素敵な日々を私と共に過ごしてくれた「棒になった男」の出演者、スタッフの皆様に頭があがりません…誠にありがとうございます。
そしてこの公演は岡田篤弥さんという俳優がいなければやらなかった公演です。
彼の俳優としての底力を垣間見た公演でもありました。(客席で何度か心を打たれ、感動してしまいました!)
これは偏に、俳優岡田篤弥の力だと思います。
演出席という特等席で彼のお芝居を観れて、私は幸せでした。

そして、最後にまたもう一度、この作品に関わっていただいた全ての方々、誠にありがとございます。

私は世界で一番の幸せものです。

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