椎名馨子|熱湯ワクワクビジネス丸裸

日本初信用取引専門女性投資家として著書5冊。2度の追証を喰らいながらも、一目均衡表の理解が日本で最も深い二人のプロテクニカルアナリストとのご縁で経験を積む。実母の体調不良から同級生に薦められたサプリに恩を感じ、MLM全否定派→「感謝と感動の連鎖」を目指して取り組む決意!

椎名馨子|熱湯ワクワクビジネス丸裸

日本初信用取引専門女性投資家として著書5冊。2度の追証を喰らいながらも、一目均衡表の理解が日本で最も深い二人のプロテクニカルアナリストとのご縁で経験を積む。実母の体調不良から同級生に薦められたサプリに恩を感じ、MLM全否定派→「感謝と感動の連鎖」を目指して取り組む決意!

最近の記事

vol.9 厄介なペンギン

外出先で突然2時間も時間をつぶさなくてはならなくなった時、たまたま本屋で見かけて気に入り買った本がある。 カモメになったペンギン /ジョン・P・コッター ペラペラと数ページめくっただけで私は興奮状態になり これこそ、いつまでもネットワークビジネスで成功から程遠いことをやっているS君に読ませなければ と、その場で写メつきメールを送りつけた。 最初文句言っていたけど…本の値段が高いって…おまえのを貸してくれって… 貸してやって、たった1回読んで、「あー、いい話だった」で終わ

    • vol.8 MLMが「人助け」⁈

      二度と行くか! と決めていた「ネットワークビジネスの事業説明会」に行くことになり心底ムカついていた私が、会場の最前列で何やらワクワクし始めていた。 3時間もの長い話しの中、最初の30分で聞く姿勢が変わるなんて、チョロ過ぎるじゃないの! いやいや、このスピーカーオヤジの口車に簡単に乗る私じゃないのよ! いくら、私が泣く子も黙る信用取引に手を染めたのが、当時株を教わってたプロのテクニカルアナリストに 「ビンボー人は、信用取引をやれ」 と言われたのがきっかけ…という過去があるとは

      • vol.7 絶対に辞めさせてやる!

        私の【人生初ネットワークビジネス】では 大金を使い(約80万円)、 私を誘った友達とグループが統一教会で その全員が突然いなくなり、 モテモテ特約店が販社になるためにいいようにグループを付け替えられ、 ヤツの昇進のために在庫をさせられたことに気づいて、 もう懲り懲りだった。 詐欺でなければ… 自分のためなら、友達をも簡単に陥れる「下等人間」の集まり、 「悪の巣窟!」ってところかな。 こういう経験した人、口にしないだけで、案外多いと思うけど。だから、自分が再びこんなヒドい

        • vol.6 奴のタイトル=私の借金

          私を誘った親友を含め、全ての統一教会一派が突然いなくなった後の、年に一度の大きなイベントが近づいてきたある日、私はモテモテ特約店に呼び出され、ちょっとした提案をされる… 今月もう少し実績を出せば、私のグループを作ってくれる というのだ。 実績を出すとは、売ることが出来なければ自分で在庫を抱えることになる。 私のグループを作るとは、私が誰も動員出来なくても、特約店が私の組織を作ってくれるということだ。 なんだか複雑な心境…そこでやめちゃえばよかったのに、すでに2年も頑張っ

          vol.5 全員が消えた日

          回りくどくて申し訳ないのだが、 モテモテ特約店の出世の踏み台として私が利用されることになった経緯を話すのに、避けて通れないのがこの 「仲間全員が消えた」体験だ! 初ネットワークビジネスでの更なる恐怖を見届けていただこう… 私がいたグループ…いわば、私を引きずり込んだ親友を含む「縦横斜め」のポジションにどんな人たちがいたのかについて触れなくては先に進めない。 驚くなかれ 彼女たちは、全員ある宗教の固い絆で結ばれていた。 〇一教会だ !! 最近政治家が多数引きずり込まれて

          vol.4 MLMで恋愛禁止?!

          私が20代半ば、年下の女友達の勧誘でほぼ強制的に参加していた人生初ネットワークビジネス「はな◯◯会」 ここには私にとっての大きな、おーーーきな不思議が2点あった。 ⑴ 扱う商品がコロコロ変わる この団体は、M先生が個人でやっている大きなグループの呼称だった可能性が高いから、扱う商品もM先生が考えていたと思う。お金が欲しくなると、商品を一斉に変えて、すみずみのメンバーにその都度買い物をさせ、お金の流れを作り出していた。 今思うと、すごい作戦だ。利益をコントロールできるパチ

          vol.3 涙のセミナー会場

          ■ 立派になりなさい かれこれ25年以上前、私がお金に苦労しているころに親友の誘いで強制参加していたネットワークビジネスは、大きな外資系の会社がやっているものでも、日本の企業がやっているものでもなく、それはそれは不思議な集まりだった。 だって、その団体は企業名じゃなく 【はな〇〇会 】という名前だったし。 そして、そこは皆に崇拝されている「M先生」がいて組織の頂点だ。 No.2が「S先生」… それにしても、なんで「先生」? その下に販社というポジションの人が4人くらい

          vol.2 初MLM、初サラ金

          同級生が母に薦めてくれたものは、いわゆるネットワークビジネスで流通しているサプリメントだった。 数か月もの間続いた母の体調不良は、どの医者にも改善出来ず困り果てていたのに、親切心か野心かは別として彼が持たせてくれたそのモノのおかげで、母が楽になり始めていたことには驚いた。 本当なら、教えてくれたことに感謝するのが普通だろう。 が、どうしても、どうしても素直に彼の提案 …会員登録…を受け入れることが出来なかった。 それは、私がまだ世間知らずの20代に味わった苦痛と誤解のせい。

          vol.1 勘違いと拒絶

          別に同級生がネットワークビジネスをやっているくらい、何とも思わなかった。職業選択の自由なんだから。 そのときは誘われたわけでもなかったし、誘われても絶対に受け入れないつもりだったから、S君もその空気を感じてか、私を勧誘することはなかった。 ある時期、私が母の様子を見に実家に帰る度に新宿界隈でS君とお茶してたものだから、会っているうちに「自分が参加しているネットワークビジネスで扱っている商品」について語るようになってきた。 これが正直ウザい! 私があんたからモノを買うなんて

          マルチへの入り口 〈はじめに〉

          マルチ という言葉から、皆さんはどういうイメージを浮かべるだろうか? このワードをウィキペディアで調べてみると、 マルチは、「複数の」を表す接頭語。英語の連結形(他の語と結びつく) multi-(多い~、多くの~、多数の~、さまざまの~、多様な~、多数倍の~)…とある。 マルチプレーヤー マルチメディア マルチウィンドウ マルチタスク マルチタレント…とくれば、何でもこなせる優れた才能を持つタレントという「いいイメージ」だ。 ところが マルチレベルマーケティング

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