タニマチ投資法の検証_01

応援投資ってどうなんだろうか?

株式投資の話をするときに応援したい会社に投資するという意見を耳にすることがある。
私の関心は資産運用としての投資なので、応援を投資でやろうとは思わないし、応援したい企業があるのならそのサービスを利用することや友人知人に勧めるなどの方法でやれば良いと考えている。

そのうえで、もしも私が個人的に応援したいと思う企業に投資をしたらどういう結果になるのかを知りたいというのが本記事の執筆のきっかけである。
この応援したい企業に投資する方法をタニマチ投資と名付け、応援したいと思えるような企業だけでポートフォリオを組むと長期間で投資結果はどうなるだろうということを数年単位で検証してみたいという取り組みである。

タニマチ投資法のルール設定

何を応援したいかというのは個人の価値観によるので、完全に客観的な基準を設けることはできないが、ガイドラインとしてタニマチ投資のルールを以下の通り設定する。

銘柄選定基準

  1. 以下いずれかの応援したい要素があること

    1. 社会的な課題を解決するサービスを提供している。

    2. 望ましい価値観を広めることにつながる活動に積極的である。

    3. 自分にとって特別に価値のあるサービスを提供している。

  2. 応援したい要素について

    1. 継続的に実施してきた実績があること。

    2. 他社に先駆けて実施を決定したこと。

その他

  1. 投資開始時の予算は100万円とする。

  2. 1銘柄への投資は1単元までとする。

  3. 株価の変動を理由とする売買は行わない。

  4. 配当金は投資予算として蓄積する。

  5. 生活資金からの入金は平均年収の1%とする。

  6. 株価はGoogle Financeのポートフォリオ機能を使用して取得する。

タニマチ投資候補の検討

私が損得抜きで応援したいと思った企業は下記の5社、経済的な見通しや、業績などは全く判断材料としておらず。投資を勧めるものでないことはご承知おきいただきたい。

ブックオフグループホールディングス

私は本が好きで頻繁に利用する。個人的にはなくてはならない企業だ。
本以外のものも含めて廉価にリユース品が手に入れられることは生活の質を上げるうえでも価値がある。
加えて、リユース事業は、環境負担を下げるという点でも好ましい。

クラダシ

物をムダにするのが嫌いである。特に食品などは期限もあり捨てられるのは忍びない。
フードロスの削減は私にとっては気になる課題だ。
加えて、売上の一部で社会貢献も実施しておりその効果も数値化して公表している。

日本取引所グループ

企業の資金調達の場として証券取引所が重要であることはもちろんのこと、上場企業への株主への価値を意識した取り組みを好感した。

鳥貴族

うまいし安い。
仕事帰りにふらっと1人で飲むのにちょうどよい。
串カツ田中、王将と並んで、私のオアシスである。
近所にトリキがあるかないかでQOLが変わってくる。

HEROZ

世間的にはAI関連企業かもしれないが、私にとっては将棋ウォーズの運営会社である。私の将棋環境において替えの利かないアプリなので、ずっと運営を続けて欲しい。
将棋の入り口としてもすごく手ごろなので、将棋普及のためにも大切にしたい会社。

投資開始時点の状況確認

狙ったわけではなかったが結構100万円に近い金額に収まった。
合計すると少し100万円を超えてしまうので鳥貴族は今回見送ってポートフォリオを形成した。
以下の条件で測定開始。

記録開始日2024/1/22

  1. 4382 HEROZ 1591円×100

  2. 5884 クラダシ 294円×100

  3. 8697 日本取引所グループ 3298円×100 

  4. 9278 ブックオフグループホールディングス 1255円×100

合計
株式 643,800円
現金 356,200円

率直に言って、銘柄ごとの金額感もバラバラで、ポートフォリオとしてみるとバランスが悪いと思う。
今後、月次推移を眺めてみたい。


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