投資メモ_答え合わせなど_241024
先日の記事に書いた資本業務提携に伴う市場での株式取得の初日に株価は上がるのか?という疑問について本日がその初日だった。
今回は実際どうなったのかを確認した。科学的な検証と言えるような精度のものではないので夏休みの自由研究ぐらいの気持ちで見てもらえると嬉しい。
検証課題
2024年10 月24日から 2024年12 月27 日までの間にパンチ工業がミスミグループ本社の株式を12.7億円を市場にて買い付け予定。
何時、いくら取得するかは不明だが、初日はある程度取引が行われるのではないか?という仮説の基ミスミグループ本社の株価の動きを確認する。
*元記事は下記を参照
結果
本日の値動きは、想定したとおりの上昇を見せた。
市場全体、業種、類似企業の値動きと比べても上昇は個別企業の要因によるものと見える。
ミスミグループ本社
前日終値:2,486円
本日始値:2,456.5円(-1.2%)
本日終値:2,543円(+2.3%)
始値では若干下がっていたが終値では上昇。せいぜい数%の上昇が起こるかどうか?という疑問なのでこの結果は+2.3%は十分上がったと言っても良い範囲にはあると思う。ただし、相場全体や類似企業が上昇しているのであれば、個別の要因で上昇したとは言えないので比較してみる。
指数との比較
TOPIXと卸売業の前日比を終値で比べると
TOPIX:+0.1%
卸売業:-0.44%
両者ともミスミグループ本社の値動きとは大きく離れており、相場全体が良かったのでつれて上がったという説明は説得力に欠けるように思う。
類似企業との比較
FA関連で思いつく企業を4社と比較してみた。比較対象とした類似企業は、工場向けの通販やFA関連企業という事で選定した。
比較企業がすべて値を下げている中で値上がりを見せており、類似企業全体と同様の値動きとは言えなそうである。
留意事項
冒頭にも書いた通り、この検証はあくまで、夏休みの自由研究レベルのもので、科学的な検証と言えるものではない。