ウェルネストホームで家を建てる ~一番悩んだ照明プラン~

今回は家づくりで一番悩んだ照明プランについてです。照明は仕様打ち合わせの終盤に、短時間で決めてしまう人も多いと思いますが、ぜひこの記事を読んでいただき、納得の照明プランを実現いただければと思います。

なぜ照明で悩んだか

照明で悩んだ原因は、照明に関する住宅系ユーチューバーの動画を見てしまったためです。(SNSには様々な情報が溢れており、一度見てしまうと気になってしまいますよね…)

具体的には、以下のような住宅系YouTuberのご意見を見かけました。
・すべてダウンライトにするのは味気ない
・ダウンライトをつけすぎると天井が混沌とするので要注意
・まっさらな壁や天井こそ最高のインテリア(照明は最小限に!)
・そもそも日本の住宅は明るすぎる。
・照明プランナーは暗いとクレームされると困るので、照明を多くしがち
・陰翳礼讃(いんえいらいさん)こそ良きかな
・北欧のような多灯分散照明はおしゃれになる
・照明は部屋のおしゃれさを決める大きな要素
・とは言いつつ、高齢になると2倍の明るさが必要になる
・子供部屋やキッチンは作業のために充分な明るさが必要

メーカーから提案された照明プラン

一方、ウェルネストホームから最初に提案して貰った照明プランはすべてダウンライトで構成されてました。
外注のプロの照明プランナーが作成したものなので、問題があるわけでは無かったのですが、前述のYouTubeを見ていたので、私の中で以下の不安が生まれました。

・そもそも明るすぎるのか、どうなのか?
・ダウンライトの配置をもっと整理したい
・ペンダントライトやスポットライトも取り入れたい

ウェルネストホームに悩みを相談しましたが、照明プランナーの方は専属でないため、なかなか直接相談することができませんでした。また、私の中でもそもそもどうしたいのか整理できていなかったので、ある程度方向性を決める必要がありました。
ただ、照明は間取りよりもはるかにイメージするのが難しいです。
私の場合、間取りについてはフリーソフトで3Dを作成して自分で検証することで、多くの不安を解消できました。一方、照明は3D作成も難しく、シミュレーションは諦めました。参考本も少ないです。SNS上でいくつか具体例も調べられますが、なかなか自分と同じ間取りで、しっくりくるものが見つからず、一時的に迷子になってしまいました・・

どのように照明プランを決めたか

お手上げ状態の照明プランでしたが、最終的に以下のような形でプロのセカンドオピニオンを貰い、どうにか乗り切ることが出来ました。

1. 大手照明メーカーのプラン作成サービスで比較

私はPanasonicのeあかり+(プラス)を利用しました。
ネットで簡単に申し込むことが可能で、間取り図を送り、好みの雰囲気や使いたい照明器具を選べば、プロの方が照明プランを作成してくれます。

他の大手照明メーカーの大光電機やオーデリック、コイズミなどもショールームの相談サービスを利用すれば、照明プランを提案してくれるようです。ただ、どのメーカーもかなり先まで予約が埋まっていたので、私は利用を諦めました。大光電機は照明に対する美学がかっこ良いので、照明プランつくってもらいたかったです・・・(ちょっと後悔)

2. 参考本「高木英敏の美しい住まいのあかり」(日経BP)

何が正解かわからずモヤモヤしていた中で、非常に参考になったのがこの本です。もう中古でしか出回ってないようですが、私は近所の図書館で借りて読みました。
高木英敏さんは大光電機の方で、イラストが多くて素人でも分かりやすく、書きっぷりも面白いのですらすら読めました。そして、この本を参考にしていくつかのダウンライトの位置を調整しました。
参考までに高木英敏さんについてわかるリンクを貼っておきます。

3. 最終手段:おしゃれなお店の店員さんにも見てもらう

私が最終的に安心できたのは、おしゃれな照明メーカーYAMAGIWA(ヤマギワ)の店員さんに照明計画を見ていただいてからです。
YAMAGIWAではショールーム予約で"案内希望"すると、1時間ほど明るさやコーディネートの相談に乗ってもらえます。主にはダイニングや主寝室の照明器具を案内してもらったのですが、加えて家全体の照明プランも見てもらえました。
他のメーカーのプランにも関わらずしっかり見てくださり、「ん~、良いと思いますよ!」とお墨付きを頂けたのは心強かったです。

最後に

いろいろ悩んだ照明プランでしたが、照明に関して思うことは、結局は個人の好みだということです。
天井がどうなろうが部屋全体が明るいのが一番という方もいるでしょうし、
ダウンライトがスッキリしていて良いと感じる方もいれば、
ペンダントやシャンデリアが好きな方もいるでしょう。
正解は人によって異なると思います。

だからこそ、仕様打ち合わせの終盤に、メーカーに提案されるがままに即決で決めてしまうのは勿体ないと思います。
ぜひ上記を参考にしていただき、いくつもの選択肢がある中から、ご自身の納得いく照明プランを選んでいただければ幸いです。


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