経験した事

小さかった頃 曽祖母が健在だった。
白髪混じりの長い髪を、綺麗に纏めて着物を着ていた。
一緒に過ごしていた時は、認知症だったとは思わなかった。
本とか漫画を読んで聞かせてくれた。
母と祖母が、介護をしていたのだ。
良くある話だか、もちろん私と共に徘徊
かなりの率での迷子
全くそんな病気を患っている。
とは思わなかったから、良く一緒にお出かけをしていた。
私が4歳 妹が3歳歩けるだけ遠くに行く。
何処かに行きたいつもりも無く。
疲れた時は、道の脇に座って休憩
良くそんな時に祖母や家族に見つかって、連れ戻される。
私が5歳になった時祖母から曽祖母は、認知症である事を聞かされた。
5歳の私は、びっくりした世の中に大の大人がそんな病気になるんだ。
帰る家が、道順が解らなくなる。
「曽祖母は歳をとってるから、病気になってしまった」と教えてくれました。
今から考えると私が病気に気付かなかったのは…
家族の中では、曽祖母に勉強を教わる。
私が5歳の頃には、80歳超えていた。
島に住んでいる明治生まれの女の子
凄く努力した才女だったと思う。




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